せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は集中した』

・じゅ、十五時間!? 一日は二十四時間しかないのに、十五時間!!?? 寝と食と浴除いたら全部勉強じゃないか。受験コワー……。痴話げんかとかしてる場合じゃないじゃん。

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・それはまあさておき、やっとちゃんと勉強合宿らしくなってきてなにより。私はそれが地味に嬉しいよ。勉強を教えてくれる先輩、サポートをしてくれる友達。こう、日常では先生や塾講、家族が日常的に、そして当たり前にその役割を(一般的には)果たしてくれてるわけで、合宿なんてその場所と人が変わっただけだなんだけど、なんでこんなに「充実してんな」って暖かい気持ちになれるんでしょうね。ゴムとはなんだったのか。いやマジメに気になるな。あのゴム、どういう爆発の仕方すんだろ。やっぱ民宿で……?

 

・そんな中、不意にヒロインレース?に滑り込んできたバヤシコとかいう女。いやまあ、流石に”ない”とは思うけども、じゃあどういうつもりの発言なんだってのも読み切れないのが怖いですよね。バヤシコのくせに。ここ最近のバヤシコは「純粋でガキで、恋愛関係には特に鈍いけど、妙なところ(特に山田周り)で聡さを見せる」なんか底知れないキャラになりかけてるので。というか流石に言ってあげなさいよ。毎回のように感想に書いてる気がするけどさ。隠してる理由がもはや薄いよ。

 

・ももちゃんみたいなキャラが実は意外とデキるっての、市川がおねえを指して「阿保みたいな顔して~すごく嫌だ」って言ってたのを思い出しますね。あの描写がギャグなのかわりと芯食ったコンプレックス描写なのかはわかんないけど、「まさに」なキャラじゃん→ももちゃん。そういやこれでカリスマレベルでドラムも美味いんだっけ? なかなかにヤバイスペックと、酒癖+ヘラ感+男癖の悪さでそれを覆いつくしてるってのもまたヤバイ。

 

・前置きはこのくらいにして、いつも通り頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・輩の襲来。なんか聞いたことある曲の替え歌歌いながら昼間っから酒盛り、地獄。あのマトモそうなニット帽の子は結局いないのね。まあ居たとしても、この酒カス共の抑止力になったかは甚だ疑問ですが……。あと冒頭のモノローグで「なんか青春っぽいことして」っつってるのが僕ヤバらしくてちょっと面白い。あの感動の友情青春物語をちょっと腐すんじゃないよ。

 

・「女!!」。やめなさいよ。山田と言う特定の相手がいるんだからバチェラってもないよ、たぶん。読者の偏りまくった目線だと萌子が怪しいかな?くらいだよ。あとなんかバヤシコが意味深なこと言ってきたくらいだよ。……思いのほかバチェりかけてんな?

 

・鎌倉へ離脱。カスのような下ネタ酒乱女から小林を守護るためのようだけど、にゃあはバヤシコのことをなんだと……? 同級生ですよね?たまにいなくはないけどもさ、やたら同級生を守護りたがる姐さん自称系女子と、守護られがちな天然()系女子。前者はともかくバヤシコは後者ではないだろ。

 

・やまだ の おおごえ ‼ 酒カス共への効果はいまひとつのようだけど、萌子と市川にはその心意気がクリティカル。山田を見る萌子の綺麗な眼よ。これが出来るか酒カスども。

 

・勉強開始。モンエナカクテルはいかにもすぎて意外性もないが、意外性があろうがなかろうが身体に良かろうはずもなく、寿命縮めるから辞めたらいいのに。こう、難関校の法学部に行っといて、人生お先真っ暗なんてわけでもないのに(いや知らんけど)なにをそんなに酒を飲むことが……。……別にその辺考えて酒カスになってるわけじゃないか。楽しいからですね、酒飲むのが。見ろこの中学生のペンをマドラー替わりにするももちゃんのアホ面を。

 

・今どきの高校受験のレベルはわかんないけど、酒入っててもアドバイス余裕なのは、まあ言うて中学レベルだからなのか、それともちゃんとももちゃんがすごいのか。首になった理由がロクでもないのだけはわかる。というか食おうとしたろ、そのいたいけな学生を。ここまでカス感だしといて、アドバイスひとつで難関大の面目躍如感がでるの、なんかバグってる気がすんな。

 

・おねえの懐かしき受験の日々。頑張る弟と後輩ちゃんを見て、思い出すのは灰色の日々でした。かわいそ……。ここまで過去に頑張ってんのに弟に「阿保みたいな顔して~」って思われてんの、重ねて不憫。おねえだって頑張ったんだ!! 酒を入れたのは、悲しい過去を忘れるためか、目の前のまぶしい光景を僻まないようにするためか。

 

・side鎌倉散策。チラ見せコマで地味に意味がわかんなかった「送んないの?」ってのは写真のことだったのね。もっといえば、「(市川(彼氏))に送んないの?」って意味だけど、それを聞くにゃあがちょっと控えめなのがいいね。色ごとに慣れてないし、今までは話題にもあまり上がってこなかった話だから、どんなトーンで喋ればいいのか探ってる感じ。

 

・バヤシコの名推理。流石に、今朝の市川の挙動には違和感を感じていた模様。えらい!!ちひろちゃんにはひゃくてんをあげよう。冗談はさておき、そりゃ流石に違和感には気づくかと思うと同時に、焦った顔を見せてる友達二人はどれほどバヤシコのことを侮ってたんだよとツッコミたくなりますね。緊急事態につき頭になかっただけ?

 

・どういうイミ? いやまあ……一般的には「あの子のことが気になってます」だけども……バヤシコだからなぁ……。ただ、”そう”じゃないにしたってどういうつもりなのかは掴み切れず、なんにしても山田の反応になるか。最大限に波乱のないオチを考えるのであれば、「市川なら山田とお似合い(任せられる?)だけど、山田のことが好きだったりしないかな、あるいは山田以外にもう好きな人いるのかな」になるけども、さて。もはや「なんとなく?」が本心なのかごまかしなのかもわかんないよ。

 

・すっごい顔の山田。「市川のことを気になってる疑惑の女子」「恋敵になり得る女子」が出るたびにその顔になってますねあなた。「思い返せば……お似合いに見えなくも……」じゃないよ。とっくに付き合って互いの気持ちも確信しあってんのにこれなの、いくら好き合っても不安な物は不安なんだね~と和むのが精いっぱい。とはいえ、今回の場合は”疑惑”が湧いたのが一番の親友であるバヤシコってのが動揺の一助になってるのだろう。親友か、彼氏か。

・この辺のまだ拭えてない不安や、受験に対する蚊帳の外感が、後の民宿(ツイヤバからの推定)でのあの行動(ツイヤバ)に繋がるのかね。にゃあのフォローの裏ですごい顔してる。にゃあも苦労人。

 

・洗い物のにゃあ、トイレ掃除のバヤシコ、やくたたz……マッサージの山田。みんな偉いね。もちろん山田も。下手に手伝われても逆に邪魔になるからその辺にいてくれって願いにおとなしく従ってるので。聞き分けのいい役立たずは有難い限りだ。

 

・「僕にできること」が、ちゃんと「美味い」って言うことなの、これ山田以上に働いてねえじゃねえかとは思うが、そんなことよりこの萌子のまんざらでもなさそうな「ハイハイ」!!!!!! もえが朝文句言ったからしゃーなしに言ってるんでしょわかってんだからって思いながらもやっぱり嬉しいもんは嬉しいと奥底で感じてそうな「ハイハイ」!!!!!!  勘弁してほしい、心の奥の萌市派が鉄格子を持って叫びだすから。

 

・晩飯食ってもまた勉強。えらすぎ。ところで、金髪ロングの方の酒カスはまだなんにもしてなくない? 中学生にお酒勧めるという、ちゃんとした犯罪を犯してるだけじゃない? 

 

・「眠るのはまだ早い!!」。えらくはしゃいでるにゃあが可愛いね。浮かれたカス大学生に出鼻くじかれたけど。「アオk……」じゃないよ。市川たちを「そういう」集まりだと思ってるならカスだし、冗談にしてもカス。どう転んでもカス。カリスマドラマーにして酒カスメンヘラ下ネタ女のももちゃんに、カリスマモデルでネットストーカーな豚野郎。なに? デキル人間はみんなカスな世界なのか?

 

・花火。ひい青春。たばこが邪魔くせえけど超青春。「山田にできること~」ってのは、ざっくり、ただいてくれるだけで励みになってると解釈してます。山田が勉強の邪魔とか邪魔じゃないとか、市川は全然考えてないってことで、そもそも朝の喧嘩だって萌子が成績のことでイライラしていたのがきっかけなわけだから、萌子自身もそこまで深刻に邪魔だと考えてるわけじゃない。多少の気遣いはほしいってだけで。だから、山田もここで貝殻を見せに行くくらいは誰の目線からも問題ないはずだけど、それを躊躇った。「邪魔しちゃいけない」ってのが理由だろうけど、根本にはたぶん、受験に対する疎外感があって、その火種はたぶん保健室。市川が悪いね。

 

・「青春とは……心の痛みだ」。なに急に。酒切れた? ニコチン入れてちょっと冷静になった? それにしたって唐突すぎるが。なんで大学生組はこんなに神妙なツラなんだよ。何が見えてんだよ。

 

・夜の部開始。晩飯跨いだあれが夜の部じゃないの、どうなってんだよ受験ってのはよ。酒ばっか飲んでた刈り上げ金髪もとうとう参戦してきたし。こいつだけは元気いっぱいっぽいな。そしておねえのウルトラソウル。これは単純に八つ当たり。

 

・次回のチラ見せ、ハイ良くない。未成年淫行。勉強で疲れた市川にエッチをひとつまみすな。夜は寝かしてあげてくれ。ただでさえハンモックなんて劣悪な環境なんだから。ところで寝っ転がってるこれはベットですよねたぶん。恰好は寝る時のそれで、つまり寝る時間で、だけどベットに市川が寝っ転がってて、あとのにゃあと萌子はどこいった? 

 

・とりあえずここまで。この感じだと10巻はずっと合宿編だろうか。楽しみですね。間違いなくずっと年度末まで忙しいので、しばらくは頑張っても翌日更新がせいぜいだけども、相も変わらずこの作品は好きなままなので、まだ感想は書き続けます。気づけば二期も目前だ。じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕もムカつく』

・んん~~!!ド青春!!! 最高!!!それはそれとしておねえは役に立たねえなぁ!!! しゃあないけどもね、弟の彼女と初対面の子の間取り持つなんてね、難易度高すぎですからね。

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・波乱もサクッと終わって良かったですね。仲直りなんて早ければ早いほどええですからね。なんか次のややこいのも来たけど。あの良識派っぽいニットの子はいずこに。居ても止めてくれるかはわかんないけども。というか止めてくれなかった結果か?

 

・慰め(?)にまず共感から入るの、市川お前やってた? 手慣れてない? ついこないだまで陰キャの鑑みてえな生態してたくせによぉ。冗談はさておき、これも成長なんでしょうね。下手なお為ごかしではなく本心の共感を普通に口に出せるってのも含めて。

 

・山田に対する「嫌い」の話、厨二的な殺意がどうのこうのまで語るのは結構赤裸々ですよね。こう、市川の中では萌子はちゃんと友達なんだなって、改めて思う。描写が少ないからしゃあないんだけど足立とかよりよっぽど仲いいでしょもはや。というか足立最後に出たのいつだよ。

 

・あとイイよねポイントと言えば、萌子が市川の人となりをしっかり把握したうえで、山田に彼氏がいることを羨ましがってるのがとてもイイ。「彼氏(彼女)がいること」そのものに価値を置く感性はわかるし、萌子もどちらかと言えばそちら側だろうとも思うけど、これが例えばお相手が(その人的に)しょうもない人だったらそんな感情も起きにくいし、表にも出さないでしょう。萌子からして市川という彼氏は「羨ましがるに足る」人物なんだなってとこが、前段の萌子を友達と認識してる市川とも合わせて、相互理解最高って気分にさせてくれる。

 

・今回萌子の珍しい顔がいっぱいで最高でしたね。欲を言えばうつ伏せの(おそらく)泣き顔も見て心をぐちゃぐちゃにしたかったけど(たぶん萌子の涙を見たら私も泣くので)、それを見せないのが萌子という女ってことで。じゃあ、頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・山田のダッシュ。山田ッシュ。すいません冗談です。「泣き顔」「困惑」「焦り」「マジで何が起こってんのかわかんない」というそれぞれの表情の中、やはり萌子の表情が味わい深くて良いですね。この顔はまだ自分の非を認めてない拗ね顔と見た。幼い感じがして良き。

 

・転倒。顔から行っちゃってるけどあなたモデルでしょ。商売道具大事にしなさいよ。立ち上がるときに市川の手を取らなかったのいいですよね。萌子に言われた「可愛いから他人に構ってもらえて、山田もそれに甘えてる」に対する反省だ。あと、これは自分と萌子の一対一の喧嘩だから、立ち上がるのをそれ以外の人に頼ってられないってのもあるかもしれない。いずれにせよ、それを見て大丈夫だってなったから、市川は小林に任せて家に戻ったのだろう。「山田は 自分で気づけるから」、だ。うーん、確かな信頼!! 最高ですね。涙をぬぐいながら前を睨む山田がかっくいい。

 

・それではお聴きください。どうだ、女子中学生にガン無視される気分は。というかその空気で直球のラブソング流すのどんな度胸なんだよ。それも弟作詞で自分ボーカルの歌流すのはよ。まさかマジで市川を巡ってのバトルと思ってる? だから明確に市→山を歌ってる曲を流して諦めさせようと? ポンが過ぎるのでは??

 

・机に1人座る萌子。参考書を眺めてはいるけどどうせ頭には入ってない。「慰めてくれるピが~」なんて、誰に聞かせるでもない厭味ったらしい独り言は、私には自己正当化じゃなくて自傷行為にしか見えないです。

 

市川登場。ある程度真剣な空気なのに”つづく”を流されるのはたぶん真剣に嫌だったでしょうね。それはまあ置いといて、互いにペンも持たずに頬杖突いて机の真向かいに座ってる状況、萌子はともかく市川も勉強する素振りを見せないのは、明らかに萌子と話すため(=喧嘩の仲裁のため)にそこに座ってて、自分からそういう行動を堂々と起こせるってのが本当にすごい。「なんとかしたい」って気持ちは共通でも、陰でコソコソやるのがスマートだと思ってそうだったのに。

 

・「山田ムカつくよな」。ここの萌子の「は?」はたぶん、「彼氏なのに」だけじゃなく、普通に友達を貶されたムカつきも入ってそう。

 

・市川、急に萌子に対してクリティカルな話するじゃん。なんだこいつ、エスパーか? 冗談です。ついさっきの山田に対する諸々の言葉を聞いて、自分の過去と重なるところがあったからこその言葉ですね。序盤の市川、折りに触れ山田の言動を「陰キャをバカにしやがって」って捉えてましたし。山田はそういう人間じゃないって心のどっかで気づいてから、それをちゃんと自分で認められるまでの間、そういう惨めな気持ちになってたんだろう。

 

・「成績が落ちててさ」。胸が痛いですね。前回の山田との口げんかの序盤(「別にいいんだよ」のあたり)もきっとこんな風に感情を押し殺した口調だったろうけど、その時は苛立ちを抑えてたのに対し、今は泣きたい気持ちを抑えてる。

 

・結局遊んじゃうのは。勉強だけがすべてじゃないから、友達の山田とつるむのは受験生としてもなんにも間違ったことじゃない。それは今までだってわかってたはずなのに、いっときのイライラで、それも自分の都合で今までは呑み込めてたはずの不満を爆発させてしまった不甲斐なさ、山田を傷つけてしまった後悔。細く震えている「楽しいからかなぁ」のフキダシの意図について書くのは野暮ですかね。まあいいや。この子泣いてる!!!!!

 

・大嘘LINE。なにを反省を促す市川と山田の元に連れ出す芹那のナイスコンビネーションみたいな感じにしとんねん。市川が来る前からずっとソファーで腕組みして困ってただけなのによ。とはいえナイスタイミングのナイスムーブ。ベランダで窓まで締めて蚊帳の外決め込んでるおねえに比べたら何倍もマシ。

 

・「どした?」。いや、LINEは芹那の嘘で送ってないにしても、喧嘩してた萌子も含めたフルメンバーが来てんのにそのいつも通りの感じの「どした?」はおかしいだろバヤシコ。なんにもわかってないのか、あえて普段と変わらない感じを出してんのかわかんねえ。言うてバヤシコも中三ですからね、なんにもわかんないほど頭空っぽのはずはない(別に恋愛関係とかでもなく、普通に友達同士の喧嘩だし)が、しかしこう、なんでもない顔をして事を無闇に引っ掻き回さないという選択が出来るほど大人にも見えず……。

 

・萌子のアホ。文字での言い合い。す、砂浜を最大限に活用しやがって……!! 桜井のりおの環境利用闘法は相変わらず強い。そんでなんだ、その木の棒持って待機してたって、萌子が来たらこのやり取りをしようと構えてたってことだろうけど、こう、適度に学生らしい賢しらさと幼さのバランスにニコニコしちゃう。こういうバカみたいなことを並んでやって、笑いあって、これが良い友達でなくてなんなんだ。笑いのあとの「(そういや喧嘩してたんだ……)」って照れの時間が愛おしいですね。あと、砂浜に書く言葉次第でワンチャン木の棒でのしばき合いもあり得なくはなかったのかって思うとちょっと面白い。

 

・なんにもわかってなかったから。電車のなかで市川と話したように、ライブの帰りにおねえに語ったように、早く大人になりたいって気持ちは常にあるけど、友達の前ではつい甘えて、気張っていないいつもの山田、昔の「できない」山田のまま楽しくやっていて、やれていて、だけど、それによって萌子に負担を負わせていた、傷つけていたことがわかっていなかった。だからごめんね。

 

・「言い過ぎたらごめんって言うから!!」→「ごめん」。なんだコイツ可愛いな。冒頭で市川の手を取らなかった山田が、ここでは萌子の手を取って立ち上がってるの芸コマ。もうこの時点で仲直りしてるようなもんだけど、「してるようなもん」と「してる」は違うので、萌子からもちゃんと謝罪しますと。「付き合ってるみたいなもん」と「付き合ってる」の違いで悶えてた僕ヤバ読者なら基本の話ですね。

 

・コイツらが優し過ぎる。ホントにね。それはホントにね。芹那が山田に怒ってる姿とか想像できないもん。バヤシコはたぶん普通に喧嘩するけど。ナンパイのときしてたし。そういやあん時も海がどうこうだったな!! 

 

・昼……どころか午前中から出来上がってる大学生ども登場。帰れ!!! 流石に宿は別で取ってるか、今日のうちに帰る……よね。

 

・これで山田グループ内で個別の深堀りイベントないのはバヤシコだけだけど、こう、あまりにも内心が知れなさすぎるのでどんなイベントになるのかわからん。初期はチョロかったけど最近そういう挙動もないし。というかあるの? 個別イベ。

 

・流石にそろそろ萌子と市川には勉強させてほしいし、一応この酔っ払い大学生どもは勉強のために来てるはずなので、そっちに話題が移ってほしいが、そういやゴムもまだ燻ぶってるんだよな……。じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕は板挟み』

・えらい不穏なサブタイだな・・・・・・と思って読み進めたら、なんか思ったよりシリアスな展開になっちゃってた。た、楽しい合宿は?! 楽しい合宿はどこに消えたの?!

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・喧嘩発生。ヤですねーーーーーーー。創作現実関係なく、あらゆる人間が争いあうことのない世であってほしいと願う人間なので。嫌いな言葉は上から順に、奪う、争う、戦う、です。冗談はさておき、山田と萌子が喧嘩するとは。この展開は全然予想してなかった。萌子の怒りのトリガーになったのは、まあ明確に「女子として尊敬する」発言なんだけど、これが逆鱗ってことは、つまりそういうことですよね。こう、山田が萌子に市川関連で一方的に嫉妬心やらを抱くのはよく描かれてたけど、萌子が山田にそういう感情を抱いてる描写ってなんかあったっけ? 全然覚えてないけど、私も大概読み込みが浅いので、普通に見落としてる可能性はある。というか、クラスメイトは基本ガキ扱い(≒大人ぶる)で、山田に対しても保護者ムーブしてる印象しかなかったので、よっぽど今回の山田の言葉(前後の態度も含め)が腹に据えかねたと見える。というかそうか、嫉妬だとかを保護者ムーブで誤魔化してたって読むのがストレートか。

・9巻範囲でチラッと話が出た「萌子は山田を連れてのナンパ待ち徘徊をしなくなった」ってやつが、逆算的ではあるけど「そういう描写」だったのかなと、今更ながら思ったりしてる。今回の喧嘩を読んで真っ先に思い出したのがそこなんですよね。嫌で過剰な言い方だけど、「自分の惨めさに気づいた」というか。

・もちろん、今回の山田への怒りが劣等感だけを源泉にしたものではないとは思ってて、言い争いの最中に出た言葉の通り、雑な態度だとか合宿に臨む態度とか、そもそも受験を前にして多少ナーバスになってるってのもあったのだろうけど、しかし引き金になった以上劣等感のようなものがあるのも確かで。

・こういうとき、つまり自分より優れてると認識している相手の行動・態度に反感を抱くとき、その内のどこまでが正当な(つまり、相手方に明確に非があり、反感を抱くに値する)ものなのか、それとも嫉妬や逆恨みの類いが含まれているのか、正当なものだったとしても自らの負の感情の大きさはその理由に見合うものなのか、僻み嫉みや惨めさに対する苛立ちが含まれていないのか、自分でも判断つかないんですよね。そして、その判断がつかないという事実が、それを自認できる人にとってはもの凄くストレスになって、だけどそのストレス自体は今度こそ100%自分のせいで生まれたものだから、それを想ってまた嫌な気分になる。この連鎖のうち、萌子の苛立ちがどこまで至ってるなのかはわかんないけど、自分の怒りの正当性がグラついてるときって怒りを表出してもしんどいだけなんですよね。だから、いろいろ山田に言葉をぶつけたけど、たぶん全然スッキリ出来てないと思う。

・あんまり冒頭を長く書いてもしゃあないんだけど、一個だけ。今回の好きなポイントなんだけど、言い争いに発展する直前の萌子の「~はやめてよって”話”」の部分がめちゃくちゃ”っぽく”って最高。煮える腹を抑えながら冷静かつ理性的論理的な態度・言動で『あろう』とする人間はこういう話し方をして、まずその質感が最高だし、まして基本的にいつもひょうひょうとおちゃらけた萌子が『冷静かつ理性的論理的であろうと』するくらい頭にキテたってのがまた別の角度で最高。要するに、言い争いのとこを何度も読み返しちゃうって話です。趣味わる!

・そんじゃあ、頭っからいきましょうか。個人の感想です。

・二日目の朝。山田!腹! 腹っつうか下乳見えとる! というかあれ? いつもはナイトブラとか着けてませんでしたっけ? そんでそのままの恰好で朝飯に出とるが、や、山田?? 彼氏とはいえ男子もおるんだが、山田?? 正気??

・市川は市川でマジで外で寝らされとるよ。「過酷だ」で済むレベルじゃないというか、外にしたって日陰に入らなきゃコトでしょう。なんか合宿始まってからずーっと心配してるが、まだまだ心配するぞ私は。

・好感度UPのための朝食づくり。作りすぎるわ散らかしっぱなしだわ、ホントにパパじゃん。まあ、パパというか男か。たまの料理ではしゃぐし後のことを考えてないってのは。そういう言い方をすれば、男を見せたと言えなくもない。見せる意味のない男だけども。

・萌子のマジレス。「そういう眼」で見ればこの時点からすでに若干イラつきを表に出してるようにも読めるけど、穿ちすぎだろうか。というか、ちゃんと3日分メニュー計算できんの凄いね。中学生なのに。

・バヤシコがまぁたいらんこと言うとる。はよ付き合ってること教えてやれ、無意識に地雷踏むことは無くなるぞ……と思ったが、たぶん伝えたが最後、ポロっとバスケ部とかで漏らしちゃってあっという間に学校中に広まっちゃうんだろうな。というか、この程度の軽口が地雷になる山田も山田、って見方もあるんですよね。もうちょっと大人になろう! 一足飛びには難しいけど!

・回想。はしゃぐ……というかイチャイチャしてる2人。「触るな」「触る」とか、マジで何の意味も伏線もなくただただイチャついてるだけのコマじゃないか。勉強合宿だからな一応。夜の遊ぶ時間だからいいけど、勉強する時間にこのテンションを持ち込むのは良くない。市川の嫌な予感は的中してしまった。

・オニオングラタンスープ。なぜ山田が最初に気づかない…?と思ったけど、和×2の洋×3作って山田は和を選んだ感じですね。それはそれで視野の狭さが心配になるけど、なんかそれは作劇の都合っぽいので置いときたい。市川はあれから何回か練習したんですかね。他の料理も作りながら、初めての、それもこんな手の込んだ料理はなかなか難しいですよ。

・まだまだ。完全に2人の空気入ってますね。「あんまりイチャつくなよ?」って諌言は届いてませんでしたね。オニオングラタンスープが明らかになんらかの特別な品ってのが傍目から見てもわかっちゃうだけに、市川にはそれならそうと山田に言って最初から洋食選ばせろだし、山田には奪うんじゃなくて自分で気づいて取っとけよって、そんな萌子の心の声が聞こえるようだ。今回は特にだけど、結構前の回から萌子の瞳のハイライトが消えてることが多い。

・勉強タイム。やっと合宿の本来の目的にたどり着きましたね。心なしか萌子も嬉しそうだが、そこに現れる山田。後の展開を知ってから読むと、「……まー本当は」の返しがすでにちょっと冷たい。言外の「今日はマジメにやりたいんだけど」もそうだけど、特に「……」が怖いよ「……」が。この流れで読むと、受験前のナーバスになってるとこに、勉強に集中できないあれこれを差し込まれ、とどめにコンプレックス刺激で爆発って流れっぽいですね。

・「負担? なにが?」。ひいぃっ。思わず謝ってしまいそうなくらい怖い。この時点でヤバイ空気は山田も察してて、「だからせめて」もフォローのつもりなのだろうけど、しかし言葉が悪く、バヤシコなんか眼じゃないくらいドデカイ地雷を踏んでしまった山田。山田は凄いことを凄いと素直に尊敬できるし、凄いと言ってもらったら素直に喜べる側の人間なので、これがフォローになると思ったでしょうね。

・「ね~~~~」、ペンを置いてる!! 怖い!! 一瞬の沈黙の後のその動作を想像するだけで怖すぎる!! 「思ってないこと~」はもう、だいぶプッツン来てますね。尊敬するとは言いつつ改善を見せないって視点から見れば的を射てないわけではないのだろうけど、いつもの保護者ムーブなら言うにしてももっとうまい言い換えがあったはずで、上でも書いたけどそっち方向に取り繕うつもりもないってのがゾクゾク来ますね。

・「別にいいんだよ杏奈は出来なくて」「だって可愛いし」。キッッッッッッつい!!!!!!!心の臓がえぐられそうだよ。この言葉から漏れ出る萌子の内心と、それを言われた山田の内心を思うだけで。「私は可愛いから家事なんて出来なくていい」なんて山田が思ってるはずはないのに、山田がそう思ってるなんて萌子も思ってるはずないのに。だけど、可愛いから許され、受け入れられ、構われる環境に山田がいることは、少なくとも萌子よりは「そう」であるのは間違いない。それを萌子は分かってると。

・「なんでそんなこと言うの?!」。はい板挟み開始。こういう時男はなんにもできない。もうちょっと前の、「負担? なにが?」の辺りで手を打つべきでしたね。もちろん下手な手を打つとそれはそれでこじれてしまうのだけど。そんで「多分他の人もそうだよ」は良くないですね。攻撃する気しかない言葉。

・話が全然別方向に流れていく。もうこうなったら終いです。泥沼泥沼。朝ごはんだのカレーの感想だので市川がやり玉に挙げられたけども、どこまでいっても「それを言うなら」の世界、つまりいつもであれば別にさほどでもないことを感情に任せてぶつけてるだけなので、マジで巻き込まれ損。カレーの感想言われてないの根に持ってたのね。

・「京太郎の言葉は軽くないのっ」。さっきから「京太郎」呼びになってますよー。そんで言葉のチョイス!! 悪すぎ!! 確かに滅多に誉め言葉を言わないけど、それはどちらかと言えば改善すべき点なので……。

・泣いちゃった!! 同性から反感を買うタイミングの涙。とはいえ胸は苦しくなりますね。合宿が決まった保健室を思い出す。下手に市川が志望校を誤魔化すムーブを取った(そのうえ、萌子にははっきり言った)せいで、受験に関しては山田は自分が蚊帳の外に置かれたと感じてしまったし、そしてそれは部分的には合ってしまってる。おそらく、この合宿では勉強に集中したい萌子の感覚とも。「2人でやってればいいじゃん」は、たぶん熱くなった頭では「そうだよ、だから邪魔しないでよ」になってしまう。

・ふと思ったけど、萌子は家族の協力は得られてるんでしょうかね。言ってないってことは流石にない気もするが。合宿に入る前、市川は受験疲れでノイローゼになりかけてたところを家族と山田にサポートしてもらってたけど、萌子にそういうイベントが起こったのかが気になるところ。初めての受験なわけで、失敗の苦い記憶はないが未知への不安は存在する。

・修羅場を眼にしたバヤシコ、にゃあ、そしておねえ。こういう物語の渦中に小林が入ってくるの珍しいね。とりあえずバヤシコは山田に、芹那は萌子に、おねえは市川にそれぞれ話を聞くのが人選的にはちょうどな気もするが、さて。

・次回のチラ見せは、萌子のちょっと苦い過去。過去(日常)ってのがちょっと重い気持ちになりますね。日常的にほんのちょびっとずつ、「大丈夫だから」って理由で放っておかれる感覚。信頼かもしれないし、蔑ろかもしれない。それは受ける側の気持ち次第で、容易に反転しうる。

・おねえがコミカルに落としてくれなかったら後味がもっと悪くなるところでしたね。萌子の機嫌が悪かったり勉強中に山田が絡みに来たりが全部ゴムに起因するものがったら、いよいよ真犯人はしばかなきゃいけない。ただ、萌子の山田に対する気持ちも山田の受験に関する疎外感もゴムが無くてもそこにはあったものではあるので、そこは忘れないようにしましょう。じゃあ、そんな感じで。

 

僕の心のヤバイやつ感想『僕らの夜は更けていく』

・ゴム事件解答編その1。楽しい合宿にふさわしい、楽しげな雰囲気になってきてなによりですね。よく分からない緊迫感がずっとあったから・・・・・・。

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・にゃあにも付き合ってることを明かし、ついに真の意味で「何も知らないバヤシコ」が爆誕。ここまで来たら教えてあげなさいよ。いつメンなのに仲間はずれみたいになってんじゃんか。・・・・・・これで「え? 知ってたよ? 見りゃわかんじゃん」とかされたらクソ笑うな。なんか知らんが敗北感エグそうだけど。

 

・市川からのキスを期待してた山田可愛い。市川の「誘い」がキスのことじゃなかったと判明したたのに、その上で目を瞑って「待ち」の姿勢に入ったとことか、乙女と貪欲が混ざっててあまりにも「山田」過ぎる。市川はクソボケ。本当にクソボケ。

 

・例のごとく時間もないので、頭っから始めましょうか。いや本当に最近忙しい。個人の感想です。

 

・山田の歯磨き。気合い入ってますね。準備って意味では前回の風呂場での市川と大体やってることは同じだけど、こう、なんか知らんけどこっちの方が「準備万端」って感じでなんか笑えてしまう。生々しさが違うというか。

 

・ベランダに佇む2人を発見。絶対ここ早足になってますよね。人の彼氏となにしとんじゃいって。窓開けたとこ、いつもの殺し屋の目ではないけども若干おこっぽい表情だし。というか逆に殺し屋の目になってないのが不思議っすね。相手が例えば萌子だったら2人で話してるだけで例の黒いオーラ放出するのに。え、これつまり、萌子に対してはなんらかのものを、「脅威」や「感情」を見いだしてる・・・・・・ってコト?!

 

・発言がちょうど耳に入る山田。間の悪さが芸術的。この場合、誰が不運なんですかね。そりゃ市川か。

 

・山田はゴムに気づいてなくて、にゃあの発言もカマ掛けだったと。山田の「ウエッ!?」って反応珍しいね。相当にびっくりしたと見える。そりゃまあ、つい昨日やっとキスがアンロックされたばかりで、それも「市川から」はまだという状況だし、その市川が「そこ」まで考えてるとは思わんて。

 

・場を回し始める山田。意外と冷静ね。狼狽してる市川を見て冤罪に気づいた感じ? だとしたらよく見てる。こう、ゴムに対する反応が山田も芹那も思ったより落ち着いてるのが予想外っちゃ予想外。

 

・にゃあの回想。砂浜にゴムが落ちてんのを「湘南だし!」で納得するのの草。ダメでしょ。いや私も前回の感想で似たようなこと書きそうになってたけどさ。湘南のことなんも知らんけどたぶんゴムが落ちてるくらい別に珍しくもないと思うから、市川はしらばっくれてりゃいいよって。

 

・スーパー陰キャがゴムを・・・・・・? 拾ったとこの市川の顔、なかなか絶妙に腹立つ表情してんね。にゃあからはこう見えてるってことかな。後ろの守護対象のバヤシコも腹立つツラをしてるからそれはないか。驚くべきことに、今回のバヤシコの出番は前回と同じ台詞を腹立つ顔で言っただけで終わりです。もうちょっと可愛く書いてあげてよ。

 

・うっすら勘づいてる山田と市川の関係性と、合宿というシチュエーション。そこにゴムを当てはめると浮かんでくる疑惑。ここ見ると、にゃあもゴムのことばっか考えて様子がおかしかったっぽいが、そこはあんまり誰も気づいてなかったのかな。

 

・「みなまで言われても反応に困る」。あんまり私にない感覚だけど、キャラ的に祝福とかしにくい(喜ばないわけじゃないけどそれを口に出すのは照れくさい)から、とかだろうか。よくはわからないけど山田はその空気を感じ取っていたようで、さすが友達。

 

・P7上真ん中、山田に「分かられてて」ちょっと言葉に詰まってるにゃあが可愛い。珍しい表情ですね。

 

・だから嫌いじゃないのかもな。いいですね、こういうの待ってた。言い方あれだけど、ずっと横の方で認めるそぶりを見せたり見せなかったりしてただけなので、実際どう思ってるのかがずっと気になってたのだ。「嫌いじゃない」はそのまま言葉の通り「嫌いではない」ってだけなんだろうけど、こう、「それ」を直接伝えるって時点で「嫌いじゃない」のなかでも上の方に位置してるって感じがしてよい。あと、「山田は人を見る目があって、そんな山田が好きになった相手だから悪い奴じゃない」って話ではあるけど、そういう理屈が先に立つのではなく、まず感覚として「嫌いじゃない」があって、その理由を考えたらそういう理屈になるって順番なのが、人間性が出てて嬉しい。

 

・いらん釘を刺してクールに去るにゃあ。懸念の解消やらなんやらが済んで、表に出してないだけでそれなりにホッとはしてそう。というか私も言ってみてぇな、「一応○○なんだから変なことすんなよ?」って台詞。それが言える状況、めちゃくちゃ良い空気吸えそうじゃない?

 

・二人きりタイム。あーいけませんいけません。距離が近すぎます。いや家の中からは丸見えなんですけどね、まあ2/3が把握ずみだから今更隠すもないか。バヤシコが見ても「仲いいなー」くらいにしか思わないだろうし。

 

・キス待ち。気のせいじゃなければ、「待ち」の瞬間ちょっと身体寄せてますよね? なんでこれで市川はあんなクソボケかましたんだ。ゴムの件の肩の荷がちょっと下りたからって気ぃ抜きすぎだろ。山田は一日中お前とキスすることばっか考えてたんだぞ!!!! 脳みそピンクにして!!!! はしたない!!!!!!

 

・さすがに接近→頭突きでなんのことかは市川も理解しただろうけど、その時にはもう遅いよーだと言わんばかりに離れてる山田。やりとりが可愛らしすぎてニタニタしてしまう。

 

・犯人探そう。楽しそうでなによりだけど、残ってる容疑者のうち片方はバヤシコだし、探すもなにもじゃないですか? 萌子も持ってきてないってなったらいよいよ豚野郎(か、その友人。豚野郎が置いたとしたら山田の反応を見るためとかしか思いつかないが、さすがにきしょすぎるのでそれはないと信じたい)だけど、はて。

 

・とりあえずここまで。次回のチラ見せコマを見るに、直接聞くんじゃなくってそれとなく探りを入れる方向っぽい(山田もそっちの方が好きそう)なんだけど、切り込み方を間違えて地雷を踏み抜いてるようにも見えるし、萌市が脳裏に染みついてる人間的には「ファイト」が始まったようにも見えてしまい、大変に楽しみ。

 

・合宿編、そのうちおねえグループも乱入するんだっけ? あの姉が弟の頼みを聞かないわけがないし、そこでもゴムが活躍(言い方)するんだろうか。こーれ、合宿編は結構な長尺になるか・・・・・・? じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕は持ってきてない』

・冒頭のアオリでは本格ミステリっつってるけど……本格ミステリかこれ? 本格ミステリでいいのか? いや公式側がそう言うのならそれでいいのかもしれないけど……ホントに? あんまりミステリ方面詳しくないから信じちゃうぞ?

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・ゴムに気づいてたのはにゃあでした。まあ、メタ読みではあるけども、市川との関係が友達の友達でしかない現状で、バヤシコのようにほぼなんとも思ってないわけではなく、なにかしら思うところがあるような描写がちょこちょこあった(その内容が不明確だったことも含め)から、その内ちゃんとやり取りすんだろうなとは思ってたので、そこはさほど意外でもない。そもそも1/4だし。驚いたのはどっちかって言うと、気づいたうえで一旦はとりあえず話を聞こうとしてるわりと冷静な態度と、市川がマジで外で寝させられそうになってること。ちゃんと体壊すぞ。

 

・市川がゴムを持ってきたことは確信したうえで、即追い出しにかかるんじゃなく一応話は聞こうってするほどの信頼はあるんだ?ってなってる。にゃあの価値判断はヤンキー寄りだと思ってるので、そんなふてぇ行為(不貞行為と掛けた高度なギャグ)をしだす輩は問答無用で排除するものとばかり。あれか? 一応山田と市川は両想いだって認識はあるし、ワンチャンゴム持ち込みに関して山田も関わってる可能性もあるって考えたら、あんまり決めつけで動けないか。敵に対しては苛烈に動けるが、仲間が絡むと途端にぐずぐずになる。これもヤンキーの理論ですが……。

 

・山田もゴムを認識してるっぽいですよね。不審な態度から来る市川の推測もそうだし、最後のページの表情が「驚」じゃないってのも根拠。彼氏と友達がふたりっきりのとこでゴムについての会話してたらもっと別の表情になるでしょ。取りようによったらそこそこアレ目な会話に取ることもできるし。こーれ、山田が持ち込んだ説も浮上してきたか……?

 

・女子だらけの合宿に1人だけ男子が紛れ込み、あまつさえゴムまで存在している。改めて考えるとなんて不健全な空間なんだ。しかもその男子がゴム持ち込みの犯人だと一部に思われてると。端的に地獄。というか、なまじっか作者の得手が下ネタなせいで、このゴム騒動も好き合う男女の真剣な交際について書きたいのか、それともゴムで右往左往してたら面白いよなってあれで書きたいのか、判断に迷う。

 

・ミステリはあんまり推理しないで読む派なので、残ってる諸々の謎についてはふわっとした推測をしながら更新を待ちます。じゃあ、頭っからいきましょう。個人の感想です。

 

本格ミステリー編開始。一コマ目の絵面、バヤシコが山田のケツ見て満面の笑み浮かべてるみたいでちょっと面白いですね。なんて屈託のない笑顔を浮かべてるんだ……。確かに山田のケツは素晴らしいが……。

 

・考えうる限りで最悪の展開。わかりやすい現状説明ですね。誰がコンドームに気づいたか。にゃあは確定、山田も濃厚って考えると、ここの「しんっ……」も約半数が「市川がゴム持ってる……」ってのが頭に浮かんだゆえの「しんっ……」ですからね。爽やかな夏の海で何考えてんだよ。

 

・ルシファー市川登場。登場時点でバキバキになってんじゃないよ。こっちもこっちで夏の海だぞ。……いや、夏の海はバキバキなやつばっかか……。持ってきてたのが山田なら話が早いのは、まあ、そうだね。

 

・あくまでも軽いノリで、「”ついポケットに入れちゃったんだけど~w”的な……」、なんで山田にならそのキャラで行けると思うんだよ。そんなことができるキャラじゃないってついさっき自省したとこなのに。そんで市川がいろいろ考えてる裏でなんか山田があざといことしてる!!!!

 

・「今日 時間あったら」、はーほんまコイツ。まーじコイツ。なにをお前首を痛めたイケメンのポーズ決めてんじゃい。軽いノリで行こうとしたらイケメンになんの? は? それとも山田目線だから異常にイケショタっぽくなってるだけ?  なんにせよ、今回の件は一貫して市川かわいそ…って思ってるけど、なんかここだけは「コイツ……」ってなった。

 

・山田のあの反応、ということはだ。赤面山田はいつものように可愛いが、たしかになんぼなんでも過剰反応のように見えるし、一方で、山田なら市川にこんなイケメンな感じで誘われたら、それがなにであろうと(ゴムに気づいてなかろうと)このくらいの反応をしそうでもある。というか、初キスの翌日なんですよねこれって。「我慢できなかった」翌日で、「市川から」のキスはまだな現状、山田が意識してそうなのはむしろそっちで、だから「その先」であるゴムを持ってきてるとも思えず、同時に、ゴムに気づいてなかったとしてもこの反応はあり得るような。その解釈だと市川の言葉は予告みたいなもんですからね。それも友達が近くにいる状況でそれをしようという。

 

・エッチなことなんて1ミリも考えてないから。いくらなんでもウソが過ぎる。なんだよそのルシファーのデカさは。すみずみまできれいにしてんじゃないよ。やれるかもで頭いっぱいじゃないか。そして玉ねぎの皮とかいう直喩。意図に気づいた瞬間笑っちゃったよ。

 

・萌様謹製キーマカレー。美味しそうですね。そんで山田のこの女狐を見つけた顔よ。だいたいポリス(ロロッロ)じゃないか。手作りケーキもお弁当も食べさせたんだから我慢しなさいよ。そしてこの萌子の発言、その後市川の反応に注目してる以上、山田と市川を揶揄う目的のアレじゃないんすね。萌→市学会がまた騒ぎそうな……。

 

・「なんかあった?」。相変わらず鋭いんだか鈍いんだかわかんないバヤシコ。これで幼馴染とかじゃなく中学からの付き合いってんだから参るね。これから先3日間のことにも気を回せるし、決してノンデリでもない。ただただ恋愛と市川に興味がないから気づいてないだけなんでしょう。

 

・にゃあの不審な態度。ミステリらしく謎とヒントがちりばめられていく……! 逐一語り部による推理が入るのもそれっぽい。そして妄想とは言えゴムを咥えさせるんじゃないよ。これはのりお先生に対する苦言です。中学生やぞ!

 

・マジで外に追い出されてる市川with洗濯した水着。警戒されてんだかされてないんだかわかんないですね。あれだよね? 女性陣が寝るための準備してる間だけ外で、流石に寝るときはハンモックを中に入れてもらえますよね? ムリ? 流石に一つ屋根の下はアウト?

 

・にゃあのエントリー。髪下ろしVerも良いですね。寝巻も相まって大人っぽい。そんで軽口叩くの珍しい。ユーモアが無い人間では決してないけど、それを示すのは仲間内だけであって、そして市川をその「仲間内」に入れてるイメージがないので。なんというか、市川をどう思って、どの位置に置いてるのかが想像にしても捉えきれないんですよね。「友達の山田が好意を向けている」以外にポイント稼ぐようなとこあったっけ? すぐ思いつくのは「プレゼントのチェーンをちゃんと身に着けてる」「送辞」くらいだけど。

 

・「なんでコンドーム持ってきてんの?」。迫真の問い詰め。冷や汗ダラダラなのも珍しい。ここよく考えたらあれですね、いくら貧弱っぽいとは言え男子、それもゴムを女子だらけの合宿に持ってくるような輩に対し、どういうことか一対一で問い詰めようとするにゃあ、わりと根性ありますよね。

 

・それはそれとして死×死×死。取り急ぎ誤解を解かねばならないが、どこまで信じてもらえるかはわからず(にゃあの感じだと結構いけそうだけども)、そして説得のためにわちゃわちゃしてるとあとの2人も寄ってきて、終いには全員が「この家にはゴムと男女が揃っている」という共通認識が生まれてしまう。気まずすぎますよ。

 

・次回はお話合いでしょうかね。チラ見せはゴムを持って困惑?してる山田。そろそろにゃあにも交際の事実を伝えても……とは思うが、よく考えたらこのタイミングでそれを明かすの、にゃあ的には良からぬことを考えてる人間が1人から2人に増えるだけなので、場を混乱させるだけですかね。なんにせよ楽しみ。

 

・忙しさにかまけて感想書くのをチンタラしてるうちに、二期のPV公開とツイヤバアニメ化が決定してて、目まぐるしいなおい。というかツイヤバアニメ、どこで公開すんだろ。やっぱTwitter? アニメ開始までの繋ぎでさ。けどあれ、イベントで初公開とか書いてたし、繋ぎとしたら期間が短くなるような気がしないでもない。まあ、なんでも楽しく観させてもらうだけなんだけども。じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕は海に来た』

・思ったよりゴムを主軸に話を回してくみたいでちょっとびっくりしちゃった。えらくサスペンス風味だし、なんの漫画でしたっけこれ。またしてもなにも知らないバヤシコを愛でる漫画? 

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・謎が増えたり、市川がずっと深刻な顔してたり、妙に眼のハイライトがオフの場面が多かったりで、あまりゴキゲンな雰囲気はなかったけど、一応は水着回なんですよね。オイル塗り以外それどころじゃなかったが。

 

・案の定市川が理不尽に大ピンチに陥ってるわけだけど、これでゴムの真相がまたぞろ豚野郎周りだったら、やつの好感度が地を這うことになってしまいませんか。バレた相手が、つまり砂浜に落としたのがバヤシコだったらまだ平和だけど(ゴムの意味もわからないくらいのガキだと言う失礼な仮定)、他の3人だと大なり小なりエライことになり、それに対する読者のフラストレーションが豚野郎に向かうわけで。まさかナンパイよりも不人気になりそうなキャラが出るとは。

 

・バレたときの地獄はにゃあが一番想像(妄想とも言う)しやすい。そもそもが市川に対する好感度が4人の中では明確に一番低く、なんだったら直近の回だと結構当たりが強いようにすら見えるので、これでこの女子だらけの合宿にゴムを持ち込んだと勘違いされた日にゃあ、市川のことを物理的に追い出しにかかってもおかしくない。山田の市川に対する感情はまず間違いなく知ってるだろうが、そこにヤンキー気質の友達想いという性質と、市川がロクでもないやつだという誤解が重なってしまうと、さらに地獄は広がってしまうわけで。

 

・気づいたのが萌子だったら。真っ先に想像できるのは引くか面白がるかの二択で、どっちも大したことにはならなそうだけど、よく考えて(妄想して)ほしい。この合宿はそもそも、韜晦しながらも真剣に受験を頑張ろうとしている萌子と、その萌子が唯一の受験仲間として協同している市川という2人が、受験に向けて頑張るための「勉強」合宿なわけで、多少市川と山田がイチャイチャするのはカップルがセットでいるのだから萌子も認めざるを得ないにせよ、勉強合宿という建付けをぶん投げる『ゴム持参』なんて行為を受験仲間である市川が行ったと勘違いしたら。その萌子の萌子の心情は、妄想するだに寂しい。

 

・山田だったら。いやまあ、ごめんなさいね? 別にえっちな二次創作でよく見るほど、山田のことを性豪だとも獣だとも思ってはないけど、キスの件も公式としてありますので、「流石にそれは早い」とゴムを持った市川を諫めるなんて姿がどうしても想像できなくて、むしろ『市川から来てくれた』という嬉しさも相まって受け入れてしまうか、その場で市川が誤解を解いたとしても、その後の山田には常に『市川との初体験』という選択肢が入り込んでしまうであろうことは想像だに難くなく、さらにその状態で2人っきりの民宿に突入することを思うと、いくら考えても成人指定になってしまう。こいつだけ「エライこと」の意味合いが違うな。

 

・先の展開予想に意味はないので、この1000文字くらいはあまりに必要ない文章だけど、こういうことするのが楽しいのでしょうがないです。とはいえそればっかり書いてるのもそれはそれでしょうがないので、頭っからいきましょう。個人の感想です。散々妄想書き散らしといてあれだけど、忙しいので駆け足です。

 

・保健体育の授業の回想。この先生見るの久しぶりのような気がする。足立みたいな生徒が騒ぐのは保体あるあるだと言われがちが、中学時代なんて遠い昔なんで覚えてねえや。悲しいですね。

 

・背後から萌子。市川を1人置いてきたのに気づいたから迎えに来たんだろうが、ここで山田じゃなくて萌子が来たの、「逆によそよそしい」のは山田も一緒なんでしょうね。お可愛らしいこと。

 

・荷物から落としたのであれば、容疑者は萌子か山田。ぶっちゃけ4人の誰かが犯人とは思ってないのは、4人のなかではまだあり得そうな2人にここで容疑がかかったってことは、逆に犯人から外れるだろってメタ読みもある。本格ならさらに裏を書いてくるけど、僕ヤバだしね。残るはにゃあとバヤシコだけど……ねえ?

 

・あんまイチャイチャすんなよ。いや、合宿の目的や周囲の眼は知ったこっちゃなく、私たちはイチャイチャを読みに来てるので……。別に萌子と市川でイチャイチャしてくれても構いませんし。冗談はともかく、今のところ明確なイチャイチャは中に着てる水着を真っ先に見せに行ったくらいで、控えめもいいところだが、それはそれで「逆によそよそしくてキモい」となるとは、難しいなおい。

 

・わざとコンドームを拾わせて反応を楽しんでるのでは。考えすぎ。どんな策士なんだよ萌子はよ。しかしニヨニヨしてる萌子は可愛い。山田と市川が行き過ぎると引いてしまう(ヤッた?)が、健全にあたふたしてるのを見るのは楽しくてしょうがないらしい。

 

・水着やまーだ。相も変わらず義務教育離れしたスタイル。直接市川の前でここまで肌を晒すのは初めてなんでしたっけ? 2人の反応が初々しくて大変助かる。そんでこれは絶対に気のせいでもなんでもないけど、1話通して作画コストの格差が完全に生まれている。バヤシコの水着とか一回もちゃんと書かれてないぞ。山田はケツも胸も腹も気合入ってるってのに。

 

・日焼け止め。エロ漫画で見るやつ!!!! ごめんなさい冗談です。まぶしい青春の一ページにほかならないです。けど市川が口走ってるの確実にエロ漫画のことだし、私は確実に悪くない。そんで「日焼け止めを塗ってもらう」のにすらここまでド緊張してる山田(見なさいよこの終始ハイライトが消えていっぱいいっぱいの顔を。かわいいね)が、その遥か先である初体験をまともに受け入れられるわけないだろ。誰だ成人指定の未来しか見えないとか宣ったのは。2人に謝れ。急にジッパー下げたのも首元緩くして服の可動域増やすことで背中を塗りやすくしただけに決まってんだろ。上にずりあげるんだからジッパー下げても関係ない? やかましい!!それはそれとして市川の手が水着の”下”に潜り込んでるとこわざわざ書いたのは桜井のりおの性欲以外のなにものでもないです。このコマいるか?

 

・だとしたら僕は…ッって、え、どうするつもり? どうなってしまうかわからないって意味の「僕は…ッ」ってこと? まあそもそも市川からのキスもまだなんだから、まずそっちだそっち。すっ飛ばしすぎだ。

 

・ナンパ野郎。山田いなくても絡まれるの、地味に萌子の念願叶ったんじゃないですかね。こう、友達想いの気遣い女の面ばかりに注目が行くけど、ナンパに喜ぶ軟派な面も全然現役で持ち合わせてるんですよね。ぶれない。

 

・山田のこと前より心配しなくなった。ここ今後重要なとこですかね。というか、山田は変わってないって認識なのに心配しなくなったの、そこそこ気になりますね。なにに勘づいてるにせよ、表面上は理由に気づいてない以上心の奥底での話なんだけど、それは山田の変化に、なのか、それとも自分のほかに山田を守る存在が出来たことなのか。意外と勘がいいんだねと見直すべきところなんだろうけど、なんか、野生の勘ってワードが浮かんでしまう。

 

・「私、彼氏いるので」。いいねぇ。感無量と言うほかない。ところで、市川をチラ見したあとのにゃあの表情がちょっと難解ですね。眉をひそめてるので最初またなんかおこポイント刺激したのかと思ったけど、そうじゃなく、たぶん「まだ2人は付き合ってない」というにゃあの認識が前提にあって、そのうえで山田の彼氏発言に動揺した様子のない市川を見て、「なにか」を感じたってことだと思い返したけど、その「なにか」が掴めそうで掴めない。

 

・「私の機転が効いたねー」、嘘が下手! こうなるとあまりに自然だった彼氏発言も含めてわかりやすすぎてしまう。というかもう別に言っちゃってもいいだろ。もはやなんでにゃあやばやしこにまで内緒にしてるのか分からなくなってきたけど、ただただそっちの方が楽しそうだからってだけなんでしたっけ。職場見学の帰りにそういう話をしてたことは覚えてるけど、付き合い始めてから内緒にする理由について話してたかどうかが定かでない。

 

・「金」。バヤシコの「性格よくないよな」といい、ここのにゃあのヤンキー絡みといい、おもむろに写真を取り出す萌子といい、女子グループになじみまくってるじゃない。足立に殺されるぞお前。

 

・コンドームが砂浜に。拾って落としたのは――誰か。また謎が増えた! 今度の謎は難解だ! バヤシコだけが癒し。見なさいよこのにゃあとの表情の差を。というかにゃあが怖すぎ。

 

・次回は引き続き海回の模様。なんかチラ見せコマでは市川がまた山田をコマしてますね。こんなんなんぼあってもいいですからね。結局ゴムは誰のもので、砂浜に落としたのは誰なのか。市川の独り相撲で終われば一番波風立たないけども、さて。じゃあ、そんな感じで

 

僕の心のヤバイやつ感想『僕は合宿に来た』

・「市川はさぁ・・・」と「豚野郎はさぁ・・・」が最後の「の、のりお先生?!!?!??」でかき消されてしまった。中学生同士のラブコメで出していいアイテムなんでしたっけあれって。いやそりゃダメってことはないけどもさ。

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・5人の誰かが持ってきたっていうか、別荘を借りたという豚野郎の友達が落としてったってオチなんだろうけど(もし山田が持ってきてたらそれは恐ろしすぎるよ)、オチだけにそういうのは最後に判明する事実であって、ああやって出した以上はそうじゃない何らかの展開に使うんでしょう。弱いオタクとしては、見つかった末に「市川が持ってきた」と勘違いされて総スカン食らう展開が怖いですよね。マジでテラスに放り出されそう。あと、ツイヤバから「来る」ことが推定されている「2人一部屋で民宿一泊編」のときに、市川の荷物のなかにソレが忍ばされていたのかと想像すると、別の意味で怖くなる。「状況」を整える天才か?

 

・若干ギスってるというか、仲良し女子グループに男が1人放り込まれた形なので、どうしたって円滑には回らないけど、そういうとこも含めてなんだかんだみんな年相応の中学生感が出て良かったですね。空気読めなかったり意地張っちゃったりするし、浮かれて中に水着着たりもする。豚野郎はいい大人なので「キショすぎ」で終わりです。盗撮はキショすぎ。ちゃんと逮捕。市川もそこまではしてない。とはいえ、中学生同士の恋愛模様を観て一喜一憂してる我々読者と、中学生の推しの生活をカメラでのぞき見ようとする豚野郎の間に、一体どれほどの距離があろうと・・・・・・さすがに大違いすぎるわ。言っちゃあれだが対象が創作とナマモノって時点で既に別物すぎるわ。

 

・市川に対する山田組の評価、高い順に「山田(言わずもがな)>>>(越えられない壁)>>>萌子(友達 男としては””ない””)>>>>にゃあ(認めなくはないがソリは合わない)>>バヤシコ(興味なし)」って感じだと思ってますがどうでしょう。にゃあとバヤシコは友達とも思ってないんじゃないですかね。良い悪いじゃなく、そういう距離感だよねって話。

 

・それじゃ、いつも通り頭っから行きましょうか。個人の感想です。

 

・合宿編スタート。ライブの翌日、つまりファーストキス(二連打)の翌日ってことで意識しまくりの市川。性の四日間て。語彙がおっさんじゃないか。

 

・別荘まで徒歩35分、気温35度。普通に熱中症になりそう。豚野郎は汗だくの山田を見たい(&シャワーを撮りたい?)がためにバスのことを伏せてわざわざ歩かせたようだけど、大人として、年長者としてダメすぎませんか。一生呼び名が「豚野郎」を脱せる気がしない。

 

・暑すぎ道中。市川の疑問や提案はごもっともだとは思うけど、自分で調べたり連絡取ろうとせずにただ質問するだけってのがちょっとアレってのもわかる。それはそれとして「黙らないと殺すぞ」もいくらなんでも言葉が強くて、この辺の互いに気を遣えてない感じが中学生同士って感じで微笑ましい。

 

・日傘。市川はさぁ……とは言いつつ、こんなに女子がいてなぜ日傘を用意してるのが市川だけなのか。せめてモデルの山田は持ってなさいよ。

 

・到着。豚野郎が妙に良い笑顔なのが腹立ちますね。意地張ってるにゃあはともかく、山田も市川の日傘に入っていないのは、汗だくの状態で市川に接近したくない乙女心と、自分以外の女と相合い傘してる市川に対する意地が7:3くらいでミックスされてるんじゃないでしょうか。珍しい表情してて良きです。違う意味の我慢ってのはバヤシコと萌子を傘から蹴り出すのを我慢したってことっすね間違いない。人の彼氏に近づくなキック。なお交際宣言は萌子にしかしていません。理不尽ですね。

 

・IN豚野郎の別荘。ほとんど使ってないってのに家具やらインテリアが整ってるの、稼いでる芸能人ならでは。たぶん内装込みで買ったんでしょうね。外見はともかく、そういうのをちゃんとするタイプの人間には見えないので。豚野郎に対する評価が一向に下げ止まらない。

 

・シャワー誘導。2つ目のカスポイント。たぶんカメラやらなんやらを仕込んでたんだろうが、犯罪ですね。キショいし犯罪。死刑。阻止するために行動した市川が「気が利かない」判定になってしまってるのも良くない。にゃあの発言は日傘の件も踏まえてるのかと思うが、私はてっきり道中死にそうになってる4人を見かねて「入るか?」って聞いたから、萌子とバヤシコと相合い傘状態になったのと思ったのだけど、違うのだろうか。

 

・ペットカメラ。流れるようにカス。「いないけど?」の眼がガンギマってんじゃないかよ。堂々としてたら盗撮じゃないとでも言うつもりだろうか。こう、せめて「やっぱり中学生だけで泊まりは心配だから~」みたいな言い訳をしてみせろよ。というかペットいないってことは、わざわざこのために買ったってことで、キショが過ぎる。

 

・バスはありました。カス~~~~~!!!!! こんなにカスポイント溜めてどうするつもりなんだよ。なあ。

 

・意外と繊細なバヤシコ。誰が言ってんだよは失礼だろ。確かに私も思ったけどさ。その性格で雑魚寝上等じゃないんかいとは思ったけどさ。とはいえ、そういえばアレルギー持ちだったりそもそも小柄だったり、健康ではあるが健康体ではないんですよね。

 

・お前はテラスや。いくらなんでも外で寝ろは厳しすぎる。山田も笑顔で見送ってんじゃないよ。せめてハンモックを中に持ち込ませてあげてほしい。そもそもハンモックで寝るってのがキツいってのに。そっちは若いから二日三日は大丈夫かもしんないけどさ。

 

・楽しみすぎて水着を中に着てきちゃった、も真っ当に可愛らしいが、最初に水着を市川に見てほしいからって友達との会話をぬるっと打ち切ってベランダに出てくるのがとんでもなく可愛い。年甲斐もなくキュンキュンしてしまう。歳は関係ないだろ歳は。屋内なら透けじゃなくて脱いでた説ありますか? さすがにそこまで大胆ではない?

 

・卑猥な脱ぎ方すな。本当によろしくない脱ぎ方で笑っちゃった。パッケージか? AじゃなくてIの方。ところで、会話を途中で打ち切って市川のとこに話に行った山田を見て、萌子はともかくにゃあはどう思うのか。・・・・・・いまさらどうもこうもないか。好意はとっくにバレてるわけだし。付き合ってなくてもあれくらいしてたので、逆に付き合ってるかどうかが近くに居てもわからないから、結局のとこはいつも通り。なんかおもむろにキスとかし出したらさすがに慌てるだろうけど。

 

・「あたしも・・・・・・」。かーわーいーいーー!!! 身体バキッてるけどかわいい。ヤンキー気質のくせに妙にあざといなこの女。見返すと山田に「勉強するって言ってたじゃん」っつってる顔も明らかになんか誤魔化してる感じだし。

 

・ゴム発見。めんどくせえからその家具の下に滑り込ませとけ!見なかったことにしろ!! ではお話が進まないけど、実際どうなるんでしょうねこれ。まさかマジでSAGAが始まるわけもなし。

 

・待望の合宿編が始まって早々、カスとトラブルとやべーブツに見舞われ、さらに今後は水着回、おねえ達襲来、民泊も待ち構えてると。ヤバイですね。勉強どころじゃない気がするけど、読者としては楽しみでしょうがない。次回あたりが水着回かな? じゃあ、そんな感じで。