せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210423日記 差し引きでいえば

・金曜日終了。今週末は特にやることも決めてないので、まあ家でおとなしくしてるんだろうきっと。政府の要請に従ってるというわけではないけど、まあ結果的にはそうなる。なんだっけ? 20時以降は消灯で、酒類の販売も禁止になるんでしたっけ? 誰かが言ってたけど、ほんとやってることだけ見ると戦時のそれだな。窓ガラスに新聞紙目張りしだすぞきっと。そんで官警が廻ってきたらみんなで息をひそめて……。そんな景色が当時あったのかは知らないけど。

・なんでもかんでもオモシロがりゃあいいと思ってる人も、この期に及べば少なくなってきたんじゃないだろうか。ワクチンの供給が始まり、一応の終息の光と言うのが見えてきたとはいえ、その光は相当に遠く、そして前回の緊急事態宣言からさほど日も置かずにおかわりだ。

 

・外食もほとんどしないし、酒は付き合いじゃないと飲まないし……な人間なもので、反発を受けている今回の要請に対しても「別に……」って感じだ。ああそうだ、この無関心具合は、私が飲食関係の仕事に就いてないからというのもある。関係がないから関心もないってのは、これは残念なことに自然な心の在り方だ。善人も悪人もない。それが現れるのは、関心はないがどうやら大変らしいと聞いて、そこからどう頭と心と耳と目を使おうとするか、である。私はまあ、潰れる云々の声には引き続き無関心で行かせてもらいます。どうせ潰れてなかったとしても一生行かない店ばかりだし……というのは悪ぶり過ぎ。

 

・ちゃんと要請に従って潰れそうな店がある一方で、どうにかこうにか要請の裏をかき、あるいは堂々と真っ向から破り、結局深夜まで客を入れお酒を提供するお店もあって、そこはちゃんと売り上げもあって、なんて話を聞くと、後者の存在は腹立たしいという気持ちはわかるし、私もああいうのは嫌いなほうだ。ただ、そういう嫌いはそれとして、合理的だよなとは思ってる。

 

・要請無視も法律違反もまあ似たような話だけど、それをするリターンというのは残念なことに大概の場合あって、そしてペナルティというリスクも存在する。ただ、差し引きの論理にリターンはあってもリスクはなく、代わりにコストと言い換えられる。倫理を無視してしまえば、コスト(=ペナルティ)以上にリターンが得られるのならば、収支がプラスに、帳簿が黒字になるのなら、それはやらない手はないだろう。

 

・まあ、嫌いですけどね。私の感性として。破った方が得なのは、周囲が律義に守っているから、相対的に得となるという場合が大半だから。正直者というだけで報われることはそうそうないなんてのは流石にわかってきたけども、バカを見る社会ではやっぱりあってほしくないし、嘘つきの踏み台になる正直者は極力いてほしくない。

210422日記 間違った分析でも

・つ……かれたぁ……。いかん、これだけ打って放心してしまってた。けどマジで疲れたな今日。純粋に業務時間と質(つまるところストレス)がここ最近で断トツだったんだろうな。うごががががが。こんな言葉しかでねぇぞ今日。

 

・こういう日が多くなってくると、そのうちプツンと日記を書かなくなるんだろうな、きっと。「徐々に」とかではおそらくない。ただ「忙しくて疲れてる」というだけで日記を書くのをサボった日が一日でもできてしまえば、もうその日以降は別にヒマでも書かなくなる気がする。なんなら後ろめたさから感想記事もブッチするかもしれない。

 

・それこそ去年の夏のダウンしたときとか、ああいう「書けない理由」として一個でもあるならば、それなら別に中断してたとして復帰も可能なんだろうけど(もちろん期間によるが。よしんばひと月ふた月離れたとしたら、たぶんもう無理)。言ってしまえばだいたい平日は毎日「疲れている」わけで、その程度に定量的なものはなく、ゆえに「これくらい疲れてるから今日は書かない」の「これくらい」もない。ひとたび「疲れてるから」で休んでしまえば、毎日疲れてるのだから毎日休むという選択肢が生まれる。そう、「サボったから日記をやめる」ではなく、「毎日サボるようになって結果的にやめたことになる」なのだ。

 

・まあ、ここまで書いといてなんだけど、「たった一日サボっただけで書かなくなる」なんてのはいくらなんでも流石に切り替えが早すぎるというか、自分のことを悪く見積もりすぎだし、正直な話本気でそこまで思ってるわけではないけども、一方でこうやって嘘という自覚を持ちながらでも「自分はそういう人間だ」という危機感は持っていないと、そもそも長期間の継続自体が困難だとは思っている。こっちはある程度適切な見積もり、のはずだ。

 

・人は自分が思ってるほど悪辣ではないし、一方で優しくもない。さほど賢くもないし、意外とバカでもない。自己分析が的を射ることはそうそうないけど、人は正しくない分析に基づく定義ででも立ち方や歩みの助けとすることができる。自分に合ってない靴だろうがとりあえず履けさえすれば、地面からの傷から守ることができるように。靴擦れなんてのは人生の痛みだとうそぶきながら。

 

・関係ないけど、不意に仕事中に「ホッティェンプリッツ」という単語が浮かんできて、なんだなんだとそのまま調べてみたら、幼いころに読んだ児童書(?)の『おおどろぼうホッツェンプロッツ』が出てきて、異常に懐かしい気持ちになった。読んだな~そういや。ドイツの童話で、「ザワークラフト」なる食べ物をそれで初めて知ったはず。主人公だかおおどろぼうだかの好物で、どういう食べ物なんだろうなと想像を膨らました思い出。ついでに商品ページの「ほかのおすすめ」に『はれときどきぶた』も出てきて、こっちも読んだけどどんな話だったか覚えてないな。

210421日記 青ざめるくらいに

・水曜日終了。立て直した、ひとまずは立て直しましたよ私は。まあ状況も情報もさほど変わらないのだから、いつまでも常時沈んでなどいられないのだ。そこまでのナイーブさを私は許してない。つってわざわざ「立ち直した」などと書かずにいられないのだから、つまり言うほど立ち直れきれてないのだが。なんも書かなくなったくらいのときにはもうちょっとしゃんとなってるんじゃないだろうか。完全に立ち直る日は……今の感じだと一年くらいかかんじゃねぇかな。わかんないけど。

 

・結局長々書いちゃってんじゃん! どこが立ち直したんだよバカ! 軟弱人間!

 

・グチグチタイムはここまでにして、ここからはいつもの日記で書くようなことを……これが悲しいことに書けないんだよな。私という人間にしては信じがたいことに、今日は仕事に没頭してたので(なぜ没頭してたのかは、まあ……言わずもがなじゃないでしょうか。そうしたほうがいいときもあり、もしかしたらそういう意味では昨日も休みじゃなかったほうがよかったのかもしれない)、あんまり日記に書くような考え事をしておらず、ゆえにネタもない。ストックもない。なので「いつもの」ではないが「普通の」日記みたいなことでも書こうか。つい一時間ほど前のことだが、家に帰ったらトイレの水が流れっぱなしだった。

 

・もしも私が家を出た朝からずっと「こう」だったというなら、エライことだぞそれは。「トイレの水」とは正確には「トイレタンクの水」で、あのタンクの上についている蛇口から、来月の水道料金を思うと青ざめるくらいにはジャンジャカ流れていた。あわてて止水栓を持ち上げなおしたりしてるうちにシレっと止まり、原因はまだはっきりしていない。いっぞ完全にぶっ壊れててくれりゃあ、老朽化による被害だからこっちに責はねえだろっつって管理側に水道料金も被せる交渉もスムーズにできたというのに。まあ明日連絡はするけども。不幸中の不幸中の幸いというか、流れてる水は全部便座を通って下水に流れてくれたようで、とくに床上浸水的な状態にはなってない。

 

・ふと、環境の変化に伴う諸々の掃除の際、部屋にあったどっかの神社のお守りをゴミに出したことを思い出し、嫌な気分になった。お守りの効力って「こういう」ことだよな。捨てたから天罰的に不幸が身に降りかかった……とかではなく、捨てたことや粗末にしたことと、最近起こった不幸を結び付け、天罰なんじゃないかと思ってしまうこと、だ。だからヤなんだよな、お守り買うの。

210420日記 まだ

・今日休みだし、夜はちょっと用事あるし、今ちょうど時間空いてるし……。この文章を打っている現在時刻は午後2時過ぎで、そんな時間に日記を書き始めるにあたっては上記のような言い訳の用意があるのだけど、実際の理由は別のところに存在する。「お知らせ」から一晩経って、さすがに動揺もなくなってはいるけれど、例えば今みたいにふと時間が空いたとき、そのことについてどうしても考えてしまい、避けようもない寂しさが胸に去来するから、だからなにか手を動かして誤魔化そうと、要するにそういう話だ。

 

・感想記事はともかく、この日記は別に隠すわけではないけど、衆目に晒されたいわけでもない。だけど日記として更新するとブログのトップはこの記事になり、感想記事を読みに来た人間の目にチラリと入る、可能性がある。ちょっとナイーブな状態で書く日記だからいつもよりもっと見られたいものではなくて、だからおよそ初めてになる「予約投稿」なる機能を使い、おおむね見に来る人は少なくなるであろう時間帯に更新するようにした。いろんな意味で恥ずかしいね。

 

・こう、いざなにか書こうとしても、やっぱり特には浮かばない。それも当然で、別段昨晩と状況は変わってないからだ。今の状況で書けることはあらかた昨日のうちに書いていて、それ以外や以上のことはやっぱり言語化できない。まあ、それでも1000文字は書くし、なにかしら書かなきゃやってられないんだけど。

 

・迷いなく「配信が楽しみだった」と言えるのは、実のところは1/5だ。もちろん休止状態にあった人の復帰を望んではいたけれど、復帰したら欠かさず見たのかと問われると、現状だって全体の過半数以下しか見ていないのに、YESと答えられるわけがない。私はそれなりに入れ込んでいたけど、しかしそれほど動画を見ていたわけではないのだ。映像コンテンツの億劫さを、生放送にも感じているということだろう。そんな中で「特に見る」人たちは残留側に固まっていて、正直な話、「今」こんなんになってしまっている私は、じゃあいざ必ず来るであろう「次」のとき、いったいどうなってしまうのだろう。

 

・ファンコンテンツに触れるのは、私にとってたぶんVtuberというコンテンツが初めてだ。アイドルや声優には興味を示したことはないから。そういう意味では今回のこれは、1/5だろうと初めての推しとの別れということになり、だから特別にショックを受けている、のかもしれない。だったら次はもうちょっと慣れているだろうか。正直、今の私としてはあまり「慣れた」なんて言う自分になりたくないのだけども。

僕の心のヤバイやつ感想『僕は信じてみたい』

・予告コマにも出てたにゃあさんのあれ、ちょっと調子に乗っちゃった萌子を諫めるため……でいいのだろうか。(友達の親に)嘘をつき、その嘘が露呈しないように振舞った結果で山田が傷つくというこの状況自体が「こーゆーの」で「よくない」うえ、それを(カップルの振りという状況を)萌子が若干楽しんでる風だったから、さすがに見かねたと。いやちょっとあんまり頭回んないんすよ今日。なんでちょっと薄い(当社比)感想になりそう。

mangacross.jp

・しかし小林は平常運転が過ぎるというか、ここまで来ると全部わかった上であえてそれをおくびにも出さずに知らないふりをしてんじゃねえかって疑惑が……ないか。ないね。なかったです。

 

・いくつかの疑問に答えが示された回ですね。まず山田パパの職業問題。初登場時の服装から料理人に類する職業だろうな、パティシエだと山田のお菓子好き(特にチョコ好き)に文脈が見えてそれっぽいな、だけどそれなら山田がわざわざ萌子に習おうとする意味がわかんないな、というのが前回までの認識。冒頭一コマ目で解決しますね。教わらないのは「危ないからと教えてくれない」。スマートだ。山田不器用だもんね。小林が「教わらないの?」と聞いたことと、最後のページの様子から、わざわざ論理立てて説明するまでもなく察することができる。

 

・山田パパ、面白いキャラですね。山田フレンズを軒並み怯えさせてるけども、十中八九当人にはそんなつもりはない。「これじゃダメだ」も見かねてなのか親切心なのかはわからないけど、単純にアドバイスでしょう。ただその体格……というか纏ってる雰囲気で勘違いをされているだけで、おおむね市川の鏡みたいなものだ。口下手っぽいとこもそっくり。しかしでけえな。2mあるみたいな話を聞いたが、あれは描写からの推定だっけか。

 

・あとそうだ、個人的に気になってただけの、山田は親の前で市川の話をしてないのか問題。今回の試作会にあたってではなく、学校でこんなことあったよーっつって雑談のなかで、だ。話してない方が変だよなと勝手に気になってたが、やっぱ話してたみたいですね。

 

・前置きが長くなり過ぎだ。いや、あんま頭働いてないから今回のクリティカルな部分(可能性の話とか)に触れたくねぇなぁ~ってやってたらこうなっちゃった。とりあえず頭っからいきましょう、個人の感想です。

 

・冒頭。山田―小林の会話は頭で触れたのでいいとして。にゃあが後ろでプッツン(って言い方が正しいのかわかんないけど)来るまでの間、明確に彼女の表情が出たのってこのコマだけなんすよ。だからいまいち萌子お手製地獄を眺めてどう思ってたかってのが把握しづらく、彼女のこれまでのキャラから考えるしかない。ウソとかごまかしは嫌いっぽいよな、たぶん。どっかで山田と市川の関係に対するにゃあのスタンスがある程度でも明言化される日がこないだろうか。萌子みたいに。

 

・さらっと新妻みたいなムーブをしようとするが、しかし親の目で断念。まあね、友達の彼氏にやるそれ、泥棒猫の動きだもの。あわててフォローする萌子はまわりが良く見えてますね、落ち着いている証拠です。山田はすごい顔してますが。たぶんじゃんじゃか殺気を向けられてるけど、萌子あんまりそっちには気づいてないんじゃないかな。若干ノってるし。あるいは、市川と同じように「仕方ないじゃん」と思ってて、あえて山田の気持ちをスルーしてるか。

 

・このあたりで辛酸をなめる山田に対し、前もって親に言ってないのだから自業自得じゃんという見方もあるだろうけども、あんまりそこまで厳しい目で見る気にはなれないかな……私は。

 

・「きょーーたろうくん」。LINE交換に続き、下の名前呼びも取られたぁ! いやこれはあれですよ、「きょう」ではなく「きょーー」とあからさまに多めに伸ばしてるので、「イッチ」みたいなあだ名の範疇ですよという苦しい言い訳が透けて見える。まあ、配慮虚しく市川は驚くし山田も沈みますが……。イッチで良かったじゃんとは私も思う。

・あまつさえ仲良さげにこそこそ話まで始められちゃって、山田の顔はそれもう取られた人のそれだよ。今日はいろんな顔するね君。負の百面相だ。

 

・中学生の恋愛模様に興味津々の山田ママ、家での山田に甘い感じが漏れてませんか……? このガバ度で萌子に対し「厳しんだよ」なんて評価を得られてる意味がわかんないですね……。あんまり会ってはないのか、それとも隠すつもりがそもそもないのか。山田ママのオンオフは家庭の内外で分けてて、今まで会ってたのが家の外だという説もある。

 

・にゃあさんの一喝! 予告でそれなりにワクワクしてたとこだが、小林がさらっと流したせいか真意は靄の中に。唯一モノローグで説明できる市川も、そもそも山田→市川の恋心を知らない(確信してない)から今の山田家が地獄ということもわかってないんだよな。いや、わかってないというか、市川のなかで確定できる事項ではないというか。ただ、好きな人の前で他の人と付き合ってるふりをするというのはごく個人的に苦痛というだけで、自分以外にとって、山田にとって今の状況が不快かどうかなんてわからない。

 

・このお通夜のような雰囲気よ。これすらも小林が察してないのなら、君はじゃあ一体なにになら察せるのかね。萌子の表情が味わい深くて個人的に好きです。

 

・市川、自分が異物だと察して一時戦略的離脱。そうなのだ、市川はもともとそういう考えだったのだ。山田フレンズの発する萌え4コマ的空間を、その平和を愛し、そしてそれをぶち壊すナンパイを憎むやつだった、はずだ。

 

・まあ昔どうだったかは置いといて。ここで山田からの「楽しい?」。これなぁ~、一連の山田の行動のなかで、個人的にはこれが一番悪手というか、山田の今の状況が辛いし業腹なのはわかるんだけども、市川が自分のことを異物だと考えてるとこにこの発言はちょっとタイミングが悪かったね。

 

・山田的には「(萌子とカップルのふり出来て)楽しい?」という嫌味なんだろうと思うけど、市川からすれば「(あなたという異物のせいで空気が死んでるけど、それでもあなたは)楽しい?」としか受け取れないわけで、そりゃ「帰ろう」だよ。帰れって言われてるみたいなものだもの。山田の顔が怖すぎる。いやほんと。

 

濁川くん登場。……この回だけ見た人、いやそんな奇矯な人がいるかどうかは知らないけど、絶対「急にヤバいのが出てきた!」ってなるよな。山田パパの比じゃない。あっちはまだ父親だろうなってなるもの。

 

・可能性について。濁川くんはつまるところ市川なので、この問答は市川が普段如何にして自分の「思い過ごし」「うぬぼれ」を鎮めようとしてるのかの再現だ。結局、期待を抑えるやり方なんてこれ一つしかない。

 

・奇跡を想起すれば、そんなものは起こらないと。可能性を夢想すれば、そんなものは存在しないと。ある意味、濁川くんの出現は可能性に対する期待の表れだけど、それと同時に、こうやって問答することによって自分の期待を抑えるためでもあるのかもしれない。

 

・あるかもしれない奇跡のために。誤解を解く、というのは言いようで、やること自体は嘘の釈明だ。そう言い換えるとそれ自体は山田との将来云々関係なく「やっておいた方がいいこと」で、そりゃ状況が状況だから別にやらなくてもいいのかもしれないけども(このまま帰るともう山田、萌子、市川がセットで山田母の前に出ることはないだろうから)、それは「やらなくていい」であって「やらない」ではない。積極的に「やらない」を選ぶ理由は「それをしたら『山田と付き合える可能性』を信じてることになる(からやらない)」という、市川の中にしか存在しないものだ。だからこそ、それを乗り越えた市川がえらいのだけど。

 

・山田母とのタイマントーク。ふっつうに優しい「友達のママ」してますね。あの反応は「ちょっと驚いただけ」とのことで、まあそれだけで「そう」見えちゃう見た目の持ち主なんでしょう。今の頻繁に饅頭みたいになる山田も、もともとは黙ってたらキツい印象を持たれるクール系美少女(笑)で、出演する映画の配役もそのようにされている。

 

・市川という男の子の友達がいることは知ってた模様。というかそうか、三者面談の時に話してましたもんね。子供に優しいこの親なら、よく覚えていても当然だ。読み込みが足らんなこりゃ。

 

・はて、この愛娘の反応でなにがしか察したのでしょうかこの母は。すごく親しいというのは理解したようだが。俄然山田がなにを話したのか気になるが、この話をさえぎって「ママ!」ってやるやつ、すごく往年のラブコメって感じでなんかウケてしまった。

 

・「楽しい?」っつって冷たい目を向けたくせに、いざ帰ろうとすると引き留めるこの山田という女、くそめんどくせえな! 最高! まあすぐに「私は萌子の嘘を否定しなかったことに怒っておるぞ」と態度と言葉で示したので、市川との間に誤解もないでしょうし、すれ違いもなくいいんじゃないでしょうか。

・市川が嘘を否定しなかった理由、『一度目の結婚の挨拶でちょっとした小細工を弄した結果うまくいかず、二度目はもうちょっと策を練ったほうがいいのかなと提案する山田に対しての市川の提案とその理由』じゃん。え、違う? 違うか。

 

上着を脱がすのを手伝う山田、今度こそ新婚さんっぽいこと出来てよかったねって感じだ。よしじゃあ今度こそ楽しい試作会の始まり……かと思いきや! 謎の(謎ではない)大男が出現。なんもかんもが怖いよ。『なんかいる』はたぶん市川と山田パパ共通のモノローグですね。山田の「あちゃー」みたいな顔がかわいい。これも珍しい表情ですね。

 

・とりあえずここまで。続きは今晩……書けそうにないなぁ……。わかんね。

210419日記 卒業について

・どぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……ですよ。どぅわぁぁぁぁぁ……。今の諸々渦巻く心中で、私が私に対して外に出すことを許せる言葉は今のところこれしかない。どぅわぁぁぁぁぁ……。とりあえず、偶然だけど明日休みにしててよかったよ。そういえばあの時もそうだった気がする。一日ではないけど、たしか午後休を取る予定で、そこにお知らせが来たような。

 

・どうなんだ? こういうときの心境こそ書いておくべきじゃないのか? そのための日記じゃないのか? だけど結局、私が、いつ何どきも賢しらな顔をしたいタイプである私が、自分に許せる文章なんてごく限られてて、そんなものを書いておく意味はあるのだろうか? ……まあ、ごちゃごちゃ書いたけど、とりあえず書いてこう。そうだ、きっと私は、この日のことをしばらくは思い出したいはずだ。だったら書いてないと、未来の私はため息をつく。

・たぶん、何度となくこの日の日記を見に来るであろう私なら、私が今なにに心をかき乱されているかわかるだろうけども、一応書いておこう。『.LIVE』所属Vtuber複数人の、契約期間満了に伴う卒業だ。日記を書いている今からおよそ一時間ほど前に発表され、私は晩飯を食べていた。炒飯の麻婆豆腐茄子がけだ。性懲りもなくバカみたいなものを食っていた。

 

・契約期間満了で、卒業だ。解除ではなく。ここの言い回しは本当に大事なところで、これを気にする時点で、まだ一年と半年近い前のあれこれに心のある部分を支配されている、ということがわかってとても情けないのだけど、しかし、それでも大事なところだ。少なくとも、そう思ってるというところは正直に書きたい。そして、ついでだから嫌な話を先に書いておくが、今回の件とあの件を接続し、再度誰かへの悪意を沸かせるのは、それもとても情けないことだとも思う。……もしも「あれ」が起こらず、箱として業界の頂点で他事務所と切磋琢磨していたら、今回の当人たちの意志もまた違ったかもしれず、卒業だってなかったのではないか……なんて連想もわかるのだけど、それはたらればが過ぎる妄想で、そして妄想を着火剤にして感情に火を点けるような振舞いは、少なくとも私は忌避する。あの日の日記にも書いたが、あの件はとっくに終わった話だ。

 

・満了で、卒業。卒業する彼女たちの意志はそこにあったと、つまりはそういうことなんだ。そういうことなら、そうなんだろう。私には結局こんなことしか書けないけど、今出せる言葉はこれくらいだ。このあとの彼女らがどうなるのか、例えば新しい誰かとしてどこかに行くのか、もしくは彼女のままで行くのか、あるいはどこにも行かず、元からいた場所に戻っていくのか、卒業する5人のそれぞれに対していろんな想像は浮かぶけれど、想像で、妄想だ。素直に続報を待つということしか、私にはできない。それはずっとそうだ。

 

・八重沢なとりは、頑張っているなと思っていた。彼女の長時間の配信スタイルは私には合っていなかったから、正直に言えば通常配信の視聴はしていなかったけども、一定の目標を抱いての活動は素直に応援できたし、だからチャンネル登録もしている。

 

・北上双葉は、今回の5人のなかでは一番視聴していた。メン限配信もそれなりに行っていたから、純粋にファンのつもりで加入している。これはあまり個人的に行儀が良くない表明だけど、今後の活動というものがあるのなら、形態次第では引き続き追いかけるようにも思う。その程度にはキャラも声も好きな娘だった。

 

・金剛いろはには、こういう日も来るだろうなと考えていた。それは後ろに書くあと二人も同じだけど、途中から明確に活動頻度が落ちているうちの一人で、この日はほかの子たちよりも早いんだろうなと。それでもコラボには顔を出していたから、そういう形態で続けてはいくのかな、なんてことを薄ぼんやりと想像していた。

 

・牛巻りこは、アイドル部のなかでは最初のほうに興味を持った娘の一人だ。活動休止の声明から一年以上、いつかまた活動再開する日を夢想していなかったかと問われれば嘘になる。それは、彼女の復活が、ある種の契機になってくれればという、不純な動機も多少含まれていたけど、それでも彼女の魅力的な企画や性格を想ってのことだ。

 

・木曾あずきのことは、正直なところあまりよく知らない。喋っているのを見たのはなにかの切り抜きと現地にいたhPaくらいで、だから言葉も見つからない。申し訳ないけど、これくらいだ。正直にいかせてもらう。

 

・最初12人いたアイドル部から2人抜け、そして今回5人いなくなる。正確にはもうアイドル部という箱自体がなくなる。4月末で抜ける個々人への想いとは別に、「5人抜ける」という事実に対してショックを受けているというのもまた、避けようがない事実だ。人の好き嫌いが過ぎる自分は、とても箱推しなんて呼べるものにはなれないというのは、とっくの昔に自覚していたことだけど、それでも未だに継続して視聴しているVtuberは.LIVEにしかいないのだ。いくら「きっと前向きな卒業なんだ」と言い聞かせたところで、この悲しさと寂しさは消えてくれない。

 

・終わりは必ず来るもので、それはいつも思っているよりずっと早い。折に触れて日記に書いてきたことで、私の人生においては今回のことも結局はこれだ。そしてこの考えはこうも続く。ずっと早いからこそ、後悔の少ない終わりには価値があり、願わくば全ての終わりがそうであってほしい、と。どうだろう、今の私は、後悔をしているだろうか。正直な話をすると、それはまだわからない。卒業は4月末を以てで、それまでの間に別れの言葉がちゃんとある。それが全員かどうかはわからないけど。決めるのは、それからでも遅くない。

 

・ここまで書くなかで、何度もTwitter掲示板に逃げそうになった。心中を書き綴るのはそれほど難しく苦痛で、いっそ顔も知らない誰かの悲しみや憤りと同調したくなるのだ。だけど、漫画の感想と一緒で、自分の想いを書きたいときは、誰かの感情は邪魔なだけなのだ。

 

・書けるだけは書いた。「書ききった」という自覚があれば、とりあえずは落ち着くかなと思ったけど、そんなことはない。今書けているこれらは、この胸の痛みのなかからようやく言語化に成功したものを、さらにフィルターにかけて残った部分だけで、体感としてはごく一部だ。あとの想いはまだ澱のように胸に沈んでいる。だけどここらが潮時だ。他人との共感も毒だけど、自分のなかでの感情の増幅も同じくらい毒だ。いつか我に返って落ち着きはするけれど、それを書き写してしまうと膨らんだまま固定化しかねない。だから今日はここまでで、とりあえず今日を過ごして明日を待ち、明日になったらまた次の日を待つだけだ。

210418日記 えぇ……ってなった話

・日曜日終了。4月に入ったってのにいつまでたってもあんまり暖かくならないせいか、睡眠がはかどってしょうがない。ええ、今回の日曜日も昼寝をしてしまいました。あまりにもよくないが、まあ今日は休む日だって決めてたしな。ちゃんと買い物もしたし、やることはやってる。指がちぎれるくらい買い込んでしまった。

 

・プライベートなあれこれで文字数を稼いでることからもわかるだろうが、昼寝してたせいで特にネタがない。そんで飯食ったばっかで頭も働いてない。頭がぼーっとしていて、もうひと眠りいけそうな感じだ。昼寝のせいでそんなに深くは眠れずたぶん0時くらいに自然に目覚めて、そのまましばらく眠れないパターン。翌日が仕事なのにそれは一番ダメなので我慢するけど。月曜日が地獄になる。

 

・漫画が大好きなタレントがたがいのおすすめ作品を語り合うみたいな番組が少し前に放送されてて、まあ私もインターネッツ住民のご多分に漏れず気になって視聴はした。こんな感想は我ながらいかにもインターでネットな類型だなとは思うけど、まあ話題に上がるのはメジャーどころでしたね……というところ。偉そうでヤな感じですね。

 

・こういうのをやるともはや当たり前のようになっているのだけど、番組から各タレントさんの好きな漫画一覧が切り抜かれ、それをもとにネットの各所ではいろんな匿名人が感想会というか、まあ好き放題な雑談が繰り広げられる。そういうの見ててちょっとびっくりしたのが、あくまで個人名は出さないけども、メジャーどころといえ数出してた「あっち」がにわか扱いされ、特定ジャンルのみを挙げてた「こっち」がガチと評価されてたところ。いちネットの感想ごときにこう思うのもあれだけど、「えぇ……」ってなった。

 

・そう評価する理屈はまあ、なんとなくわかる。前者が挙げてたのはそれなりに漫画を読んでる人なら、読んでいなくとも大体タイトルや掲載雑誌くらいはわかるやつで、実際人気もあり、一般に受けやすいものだった。一方の後者が挙げてた漫画…というかジャンルは人を選ぶもので、多数派か少数派かで言えば少数派。挙げてたそれぞれのタイトルも「そういうの」をある程度嗜好する人じゃないとわからないもので、だからその画像だけを見たときの判断として前者をにわか、後者をガチとするのは、理屈としてわからないでもない。

 

・だがしかし、だがしかしだ。まず、あの番組は別に誰がガチかガチじゃないかを決めるなんてものではなく、ただ漫画が好きなタレントが集まってお話をするというだけのもので、こんな反論に意味などないのはわかったうえで。番組を一通り見た限り、私としては有名どころだろうがそれなりに満遍なく多くの漫画を読んでる時点で前者は間違いなくガチだと思ったし、一方の後者はホントにその特定のジャンルしか読んでおらず、それ以外に食指どころかアンテナも伸ばしてなかった様子が見受けられ、正味な話、漫画好きとしてすらどうだろうと感じたのだ。だからネットの真逆な意見には疑問符が浮かんだ。

 

・人を選ぶ作品は必然的に評価として「ディープ」なものになるというだけで、ディープな作品を好むというだけでその人をガチ扱いするのは違うだろうと、マイナーどころだけ学んで玄人面をするのは違うだろうと、そういう話だ。第一、漫画なんてコンテンツとしてデカすぎるのだから、たかがちょっとグロいだのエロい程度の「多少人を選ぶ要素」ではまったく深いところに潜れない。ただの好みの範疇におさまるのだから、じゃああとはどれだけ深くなるか広くなるかの話だろう。少なくとも「漫画好き」としての背を比べるのなら、当然広さは必要でしょう。