せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

191031日記 本好きの感想

・木曜日終了。明日終われば三連休だわーい。なんなら金曜の夜は休日に含まれるので、休みまで24時間を切ったと同義だわーい。

 

・ついでのように10月が終わる。あと2ヶ月で年越しとは。なにか2019年にやり残したことはないだろうか。そもそも『今年はこれをやろう!』と考えたことがないが。迂遠で長期な目標を立てるのが苦手なだけであって、突発的に何かをすることはあるので、決して行動力とかがないわけではないと自分に弁明。

 

・WEB版『本好きの下克上』読了。昨日の日記を疎かにして読み続けたが、ギリギリ日を跨いでしまった。日記書かなかったら昨日のうちに読み終えることができたと思うが、別にタイムアタックじゃないのでそこはどうでもいい。それにしても、書籍版はまだ完結してないのか?衝動的に揃えようかと思ったけども、中途半端ならまだいいやって感じだ。感想としては、面白かった。以上。……では、いくらなんでもあれか。

 

・真っ先に思ったのが、読んだ分量も多く、内容もかなり自分の中で評価が高いのに、そのわりに読み終えた感慨のようなものがそこまでなかったなというところ。無いわけではなかったが、過去読んでいたシリーズの終わりと比べると、かなり少なかった。考えられる理由は2つ。短期間で一気に読んだ(およそ5日か)のと、物語の〆方だ。

 

・1つ目はそのまま。触れた時間が短く、シリーズ自体のファンにはなっても、愛着というものを持つには至ってない。愛着で言うなら、無料のWEB版で読んだことやこの作品の二次創作にまったく触れていない(FAですら)こともある。

 

・2つ目について。別に苦言でも批判でも無い。『本好きの下克上』の主人公の当初からの目標は、『本に囲まれて暮らすこと』。本の価値が高く、極々限られた存在しかそれが叶わない(願う人もいないが)世界でそれを叶えるため、主人公はその世界に無かった植物紙や印刷技術を広めていく。目標で言えば、物語の途中で、主人公の意識改革によって生まれた目標として『家族やそれと同等以上に大切な人を守ること』があり、むしろこちらの方が終盤はメインになっていた気もするが、決して物語当初からでは無い。第一部の途中からだ。第一部をプロローグとするなら話は別だけども。

 

・話を戻して。物語の〆方にすっきりしてない(微妙に本意でない言い方だけども、適切な言い方が見当たらない)理由は、たぶん、当初からの目標である『本に囲まれて暮らすこと』が、物語の結末時点では厳密には叶ってないことからだ。もちろん、本の受け皿である己の図書館もでき、本が集まる制度もあり、物語の蒐集も本の製造も順調な状況で、目標が叶うのは時間の問題どころか、もはや叶ってると同然だとは思う。思うけど、厳密には叶ったわけでは無いし、エピローグまで含めた〆方としてはその目標に重きを置いて様子が見受けられた(個人の主観です)ため、 読後感が「終わっっ…ったぁ…」ではなく、「あぁ、終わりか」みたいな感じになったんだと思われる。

 

・『真っ先に思ったこと』がとても苦言みたいな感じだけどそんなつもりはなく、思ったことを正直に書いただけである。別に読書で重要なのは読後感ではない。自分の中では総合すると80点/100点くらいだし、第二部までは周囲の友人に自信を持ってお勧めできる。三部以降は勧める人を選ぶけども、趣味嗜好の世界だ。

 

・どうやら本編完結後の時系列における番外編があったり、各話時点での別キャラ視点でのSSがあったりする模様。気が向いたら二次創作とかと含めてそちらも見ていきたい。というか、完結したの割と最近なんすね。名前はずっと聞いてただけに、ちょっとびっくりした。