せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

190911日記 ナンセンス仮面

・水曜日。今日気づいたけど、先週末も今週末も来週末もずっと三連休だわ。先週末は有給を取ったからだけども。9月ってもしかしてイイヤツなのか……?

 

・二次元のキャラクターを見て、『現実に絶対こんなヤツいない』ってなるヤツ。創作の世界でそう考えることがそもそもナンセンスだけど、作風がリアルよりだとそう言いたくなる時もある。有名なのは『デスノート』のジョバンニとか。物語終盤でさらっととんでもない事を成し遂げたキャラ。『ジョバンニが一晩でやってくれました』はミームとして有名。

 

・『こんなヤツいない』の対象となるようなキャラにも種類があって、一つはジョバンニのような『普通の人間設定なのに到底できないような事ができるタイプ』、あとは『性格がエキセントリックすぎるタイプ』とか。前者は、あくまで『生物としての人間の域を出ていない』設定のはずなのに……というところでツッコまれてしまう。作者が加減を誤ってしまうことで起こるものだ。どう頑張って一週間かかるものを、作中で「一晩でやってくれました」と発言するだけでキャラは有能になり、トリックは成立するので、ウソハッタリは重々承知で使ってしまうのだろう。

 

・後者について。前者はまあ簡単に発生するけど、後者がよくわからない。いや、創作キャラの性格は往々にして『現実非現実関わらず作者の見聞きした性格』のキメラだと思っているので、『こんなヤツいない』は、非現実つまり他の創作で見た性格から作られてるんだとは思う。けど、その『元となったキャラ性格』にも元となるものはあるはずで、遡っていくと必ず現存した人間にぶち当たることになる。その人(たち?)は、果たしてエキセントリックな性格だったのだろうか。

 

・前提が間違っている可能性。非現実な性格は非現実な性格からしか生まれないなんてことはなく、異なる二つの現実的な性格が変な足され方をした結果、非現実な性格が生まれたと考える方が自然か。『裏表も悩みもないが、非常に聡明な直情熱血キャラ』は『熱血を装った人』と『裏表も悩みもないバカな人』と『考えすぎるが聡明な人』を足して出来上がった……みたいな話。

 

・これはディスでもなんでもないけど、Vtuberのヤマトイオリさんとか、自分の生きる世界では到底考えられないキャラをしている人だ。絶対的に『何か』が足りなくて、しかしそれが自分の目には魅力に写る。同時に、その『何か』を隠している強かさを幻視してしまうのだ。誰もが仮面を被り、キャラを作っていると思い込んでいる節が自分にはある。