せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

200617日記 無のカップ麺

・水曜日終了。どうしよう、自分の文章が好きになれなくなってきたかも……とか思いながら最近の日記を読み返してたら、全然そんなことなかったわ。面白い面白い。なんだったんだあの不安感。アホか。嫌いなメンヘラ仕草を取りそうになってたわ。あーくわばら。

 

・うーん、たぶんあれだ。感想記事がイマイチ納得いかなかったからだ。書き直さないけども。もうちょっとなんか書けたなって思う。自分の文章自体はいつも好きだけど、内容はその限りではない。

 

・最近ブタメンを食べた。あの駄菓子屋に置いてる数十円のカップ麺の、期間限定で出てるBIGバージョン。ノスタルジーを求めて買ったんだけども、思いのほかのリアクションになってしまい、今度友人に勧めよう。すごいですよ、カップ麺であんなわびしい気持ちになったのは初めてだ。

 

・普通のカップ麺ならばだ、メーカーが趣向を凝らした具がそれなりに入っていて、それがフリーズドライならお湯をかけた瞬間に色が蘇り、3分経つ頃には鮮やかな景色がカップの中に広がっている。ネギの緑や卵の黄色、紅生姜なんて赤もたまに見るね。スープに浮く油分は輝を与え、溶け切ってない粉末スープすらも景色の一部だ。それに引き換えあのブタメンBIGとかいう商品ですよ。

 

・BIGバージョンがどういうことかって、もうホントにデカくなっただけ。カップヌードルの普通サイズくらいだろうか。単純にあのブタメンがそれくらいにサイズアップしただけで、だから麺と汁とゴマしか入っていない。3分待って蓋を開けた瞬間に目に入るのは、茶色いスープに同じく茶色いゴマがポツポツと浮かんでいるだけの、ノッペリとした砂漠を思わせる景色だ。否、無だ。おいおい、別に見える景色は普通のブタメンと変わらないんじゃないか、なんて思われるかもだが、違うのだ。確かに内容物は同じだ。だけども、あの殺風景がだ、普通のカップ麺と同じサイズに広がったとき、感じるはずのノスタルジーなんて吹き飛ぶくらいにわびしい。あ、個人の感想です。

 

・味もなぁ……。ほんっとにただのブタメンだ。これは当然だけども。ちょっと薄めのトンコツで、もちろん決して不味くはない。ただ、量が多いのに単調だから(なにせ具と呼べるのはゴマだけだ!)、早々に気持ちが無になる。

 

・購入した目的は上記の通り。懐かしい気分に浸るためだ。なんなら見かけた瞬間にすでに懐かしくなってたので、そういう意味では最悪買うだけでいいかもしれない。食べるためにお湯を入れ、蓋を開けた瞬間から『無』が始まるため。