せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

190811日記 カラオケ地獄

・ひっさしぶりにカラオケに行った。

 

・3時間のコースで、友人3人と。1人当たり1時間の計算。気心知れた仲なので、他の連中が知ってる知ってない関係なく、好きな曲を入れていった。

 

・3時間は意外に長いな、と思った。もう終わったかな?と感じたとこで時計を確認するとまだ2時間しか経ってなかった。そっからの1時間は逆に短く感じたが。書きながら思ったけど、2時間の方が長いのは当たり前だ、

 

・地獄に落ちる要件がえらく厳しいと言う話がある。人殺しだのは当たり前として、嘘をつくとか、飲酒、獣肉食とかでさえもアウトらしい。

 

・回避するには念仏を唱えればOKとか、いやいや厳しい修行が必要だとか、同じ宗教の中でも流派のよって違うようだけど、根っこの地獄落ちの要件は同じらしい。

 

・まあ、時代遅れだよなとは思うけど、時代で変わってもダメだよなとも思う。なにせ宗教の話だ。発端が歴史に端するものであり、それに近づけば近づくほど、真理に近づいていると同義なのだ。

 

・絶対的なもの、経典だったり聖書だったりの、初めに定められた教義がある。宗教はその最初の時点で完成していなければならない。時代の変化についていくことは当然求められるが、教義の変容は本来求められるべきものではない。

 

・地獄落ちの条件が最初っから定められていたかと言うと、個人的な感覚として「?」が付くけども。

 

・飲酒も獣肉食も、最早(少なくとも日本では)一般的な文化として根付き、誰も彼も平気な顔して地獄に落ちようとしている。牛も豚も鶏も羊も馬も、みな等しく美味しく。一方、人の世の倫理が変わったからといって、あの世の倫理が変わるはずもない。今のままでは地獄は満員になってしまうな。

 

・いつかの西尾維新の読み切りを思い出した。漫画。あの世の存在が科学的に証明され、よっぽどいい事をしないと天国には行けない。ある男が世界のシステムの裏をかいて徳ポイント(一定ポイントで天国に行ける)を稼ぎ、自殺したが、あまりに永い間、誰も天国に行っていなかったせいで、そこはもっと需要のある地獄へと改修されている最中だった……。

 

・昔のままの基準で、今の人の世の倫理観だと、たしかに需要のない天国を地獄に改修するという案も出ろうな、って感じだ。あの読み切りでは、天国に行った男について、因果応報というようなイメージを抱くような造りになっていたが、どうだろう、あの世界で本当にまじめに善行を積んで、正当に天国へと行くべきだった人間でさえも、強制的に地獄行きというのは、神様は血も涙もないのではないだろうか。