せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕は諦めなかった』

・市川お前・・・・・・落としにかかってない?? 大丈夫?? 熱心な説得もそうだし、彼女ヲ大切ニ考エテルムーブは時として「あの愛が私に向いたらな・・・」を引き起こすのだが??? いや萌子に限ってそんなことは起こりえないが???

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・イチャイチャというか萌子の決断回。意外とうじうじしてた萌子の受験の件に関しては、これでほぼ決着したってことでいいんでしょうかね。カップル2人がかりで萌子を志望校に押し込んだ形だ。ちょっと面白い。

 

・最初市川に難関校を薦めたのは萌子の方なのに、すっかり立場が逆転してますね。まあ、最初の萌子の発破も自身が挑戦するための理由付けの一つだったけど、あれがあったから市川も早めに本気になれたわけで、だからこそ、今回市川が強く説得してるんでしょうね。自信のなさで挑戦すら諦めようとしてる姿が市川にとって見過ごせないものだってのもあるとは思います。「俺は諦めなかったよ」はちょっとやかましいわって感じですが。"好き"を自覚したら猪突猛進!って感じでは全然なかっただろお前。それは明らかに山田の方。市川は数ヶ月うじうじしてた。

 

・メイド山田は案の定の豪腕な理屈。確かに学校バレは無くなるかもだけど顔バレのリスクはむしろ高まるって絶対。まあ可愛いからオールオーケーなんですが。あと、先輩に「友達と来てて」って誤魔化してるけど、カラオケ回のおまけで「そういう関係・・・?」って既に疑われてたし、回の最後で萌子が志望校だから来たって白状したもんだから、じゃあ志望校じゃないのに付き添いで来てる2人 is なに featuring 特に男子の方.ってなっちゃうし、そうなるともう答えがスケスケですよ。隠してるってポーズだけは伝わったと思うが。

 

メイド喫茶から出てきて思いつく文化祭の出し物、メイド喫茶以外になにがあるんだろう。いや、中学の文化祭で飲食系はなしか。前回の出し物候補にもメシ系なかったし。「広くて迷った」を拾って迷路か? 足してコスプレ迷路。メタ的な話だけど、山田のメイド服を書いた以上、次は市川にメイド服を着せたいはずなんですよねのりお先生は。つまりコスプレに関連するなにか。"固い"ですよこれは。

 

・意味の無い博打予想は置いといて、そろそろ頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・ギャンカワメイド山田さん(猫耳付き)。前回のラストでも全身を書いてたのに、今回もド初っぱなからコマぶち抜きで頭から足までしっかり描写。欲が溢れすぎている。大変に良いことですね。山田を変身させたのはかつてのバスケ部の先輩で、そういやいましたねそういう人たちも。見ず知らずの人間に速攻で顔バレ&コスプレさせられたわけじゃなくって良かったよ。

 

・顔バレしたくない→ほなメイド服に着替えさせるかぁー・・・・・・どういう発想? ホントに頭良い学校かここ? 失礼、暴言が過ぎました。とはいえ「顔が良い後輩にかわいい格好させたろ!」っておふざけの方がデカいのは明らか? 全然いいんだけどね。山田がかわいいので。ほら、市川もお礼を言っています。

 

・萌子合流。メイド服は一旦スルーの方向で。まあね、またぞろイチャイチャかもしれんからね。山田は山田で自分のビジュアルに並々ならぬ自信を持っており、この服も当然自分に似合っていると知っているため恥ずかしがっても脱ぎはしない。良い性格してるよよ2人とも。

 

・萌子に合ってるよ!→受けるとは言ってないし・・・。面倒くさすぎてウハハって笑っちゃった。スッと顔に影を差すな。楽しい文化祭だぞ。この分だと遅れたのも用事とかじゃなくナーバススイッチ入っちゃってたからって可能性が大きそうですね。受かるかどうかじゃなく受けるかどうかでこの感じになってるの、あんまり縁がなかったから新鮮。

 

・気を遣う山田。珍しいもん・・・・・・というわけではないけど、萌子視点だと意外な言動だったようで。これは合宿の出来事が効いてるのか、そもそも萌子が山田の前で"こんな感じ"になったことがないか、その両方かって感じですかね。

 

・市川の「山田に気遣わせるな」は彼氏!!!って感じで良いんだけど、なんかこう、別にいいじゃんねとも思う。そっけなくもするし気も遣うよ友達同士なんだから。そんな詰め寄らなくてもいいじゃんね。最初志望校を伏せてたのも相まって、悪い読み方をすると「(受験は受験生の悩みなんだから)山田に気遣わせるな」に見えちゃう。

 

・ホントは来たくなかった。諦められなくなるから。真剣10代しゃべり場だ。中学生の苦悩の吐露なんてロハで見て良いんすか。茶化しはともかく、受験するかどうかでこれくらい揺れてるのに、よく勉強にはちゃんと取り組めるものだと思いますね。なんなら出来れば諦めたいくらいのテンションじゃないですか。

 

・「山田が大人になったのではない」。ここちょっと山田を高く見積もりすぎというか、市川が初期の方から思ってるくらいの"大人"に、最近になってようやく山田が追いついてきたってだけだと思いますよ。最初っから山田もこうではなかったって。市川との出合だったりで成長はしてるんだから、「大人になったのではない」は違うと思うよ。萌子が山田のことを多少侮ってるのはあるかもだけど、市川は市川で最初っから評価しすぎだし、「~理解してきただけ」はもはや烏滸がましいまであるでしょう。

 

・おれは諦めなかったよ。彼氏面が多すぎる!! いや彼氏だからいいんだけどね。そして冒頭にも書いたけど、お前が動き出したのは山田からの矢印を自覚し始めてからだろうが!!「諦めなかったぜ」と自認できるほど、付き合うために積極的に動いてはなかったって!!

 

・逆にさ。ここの萌子の「言えんのにな」ってちょっと乱暴な口調好き。なんか注文の多い萌子状態になってるけど、気持ちはわからないでもない。真剣に向き合ってくれれば向き合ってくれるほど、目の前の決断がどれほど重たいものか自覚してしまってさらに気が重くなるのと、あとこっちはヒネた私だけかもしれないが、あからさまに”正しい”方への説得は、それをしてくれる人が真剣に見えても、どこかに自己満足があるんじゃないかと疑ってしまうというか、「正しいことを言ってる自分」の演出のために私の悩みを利用されてるんじゃないかと感じてしまうことがあり、その辺が頭の中でぐちゃぐちゃになってなんかぐにゃぐにゃしてしまうのだ。そんな時はいっそ軽く、無責任に接してくれた方が救われることもある。

 

・「え~受けなよ~」。市川はさぁ…… どういうつもり? そういうのは山田と分担してやらないとじゃん。全部ひとりでやっちゃったじゃん。これで萌子の好感度が上がり過ぎたらどうすんの? もう山田がいるんだから責任取れないでしょ? 表情見て見なさいよ、マジで恋する5秒前とは言わないけど、遠目に見えるくらいにはなっちゃってる気がしない? 

 

・萌が着たいのはこっちなんで。カッケ!! 決意表明のセリフカッケ!! ちょっとこの先の人生でアレンジして使いたいくらいにカッコいいけど、全然場面が思いつかなくて泣く。最近の市川はよく「やれやれ」みたいな表情をしますね。

 

・とりあえずここまで。市川の彼氏面大豊作だったけど、萌子を決断に促したのは山田関係ない市川の献身だったってのがコミュニケーションって感じですね。決定的な次回チラ見せはまだ来ておらず、文化祭準備編に入るのかスッと文化祭編に入るのかは分かんないけど、イベントと言えばなんかしら起こるもんでしょうし、その種まき回が間に挟まりそうな霊感がある。なんにせよ楽しみですねということで、じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕は文化祭へ行く』

・本当になにがあったすぎて笑うわ。特典ピンナップみたいな衣装を本編でも着せたいという作者の欲望が一番デカいだろこれ。桜井のりおの豪腕ここに。

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・山田のなにからなにまでくぁわいい過ぎる猫耳メイド姿は一旦置いといて(ずーっと見ちゃう)。ここまで執拗に「人目を気にして距離を取る」描写を挟む以上、今回のエピソードで解決に持って行くんでしょうね。一番の注目どころだ。なにせ、もちろんどう着地するのかは分からないけど、少なくない確率で人目をはばからずイチャイチャする山田と市川が爆誕するということなので・・・・・・。無敵の兵器だろそんなもん。

 

・付き合ってからのほうが距離を取ってる現状なんですよねたぶん。少なくとも人前では。これは山田の知名度向上が一因ではあるけど、交際を始めたからこそ生まれた“付き合ってることがバレてはいけない”って(主に市川の)意識も足を引っ張ってる気がする。この状況、まかり間違ったら「付き合う前の方が楽しかった」になりかねないとも思うんですよ。まあ、隙あらばキスやらハグやらしてるくせにその意識になるの、強欲すぎるからさすがにないだろとも思ってますけど。

 

・萌子の受験も引っ張ってんねー。こっちはどう解決するのか検討もつかないな。作風的に親の説得が困難ってわけじゃないと思うので、目下萌子の決意が固まりさえすれば解決しそうだが、さて。問題そのものが市川が言うとおり「他人があれこれ言うことではない」のがねー。

 

・先の予想ばかりしててもしょうがないとは思いつつ、落としどころがどうなるのかばかり気にするのは悪い癖ですね。さくっと頭っから行きましょう。個人の感想です。

 

・全力謝罪からスタート。なかなか見ないぞ教師による生徒に対する全力謝罪。行事ごとばっかに全力を出す先生というイメージだが、生徒の受験周りのフォローもちゃんとしててほしいものです。「成績表流出?!」はちょっと時事。

・文化祭なにするか。ここのにゃあの「(メイド喫茶なんか)アニメでしか見ないやつ」がまさかフラグだったとはね・・・・・・。あっぱれ8割、フラグ立てた本人もメイド服着ろよ2割。

 

・カンカンによる激ヤバ企画。案とかじゃなく既遂なのがヤバイし、共生なのがもっとヤバイ。学校に行こうのアレを背後関係調べた上で強制でやるな。青春から隔離しろこんなありがた迷惑モンスター。しかもこの行動、おおむね自分の快のためですからね。宿儺かコイツ。

 

・なにやりたいか聞かれて「地図的なやつ」を挙げる市川、絶対去年の文化祭が頭にあっただろ。ほんのひととき山田と触れ合ってツーショ撮ったやつ。愛いやつめ。まあそっからあとの独自性出そうとしての提案はカスの煮こごりなので対消滅してしまいますが・・・・・・。「気持ちの悪い・・・っ」切れ味鋭いけどその通り過ぎて好き。

 

・志望校の文化祭ねぇ。雰囲気掴むのにもってこいってことなんだろうが、そんな発想も文化もないまま進学したのでへぇ~ってなった。バヤシコがわりと当たり前みたいに話を出してるから、結構普通のことなんでしょうね。

 

・萌子のこのいろいろ含んでるのを隠すための真顔! 好きポイントのひとつだ。賢しいこととは平静であることだと考えてる、頭がちょっと回る子供からしか得られない。山田と市川にはすっかり見透かされてるのもかわいいところ。

 

・苦労人金生谷さん。そこのヤジ入れてくる陰キャはしばき倒していいぞ。『グルメマップ』は市川の地図案に山田が欲望を混ぜ込んだ結果っぽいですね。2人の共同作業と言えなくも無くも無くないが、この発想がきしょい。

 

・悩んでる女子を後ろから追いついて開口一番「意外とうじうじするタイプだな」はお前、ドラマのイケメン仕草すぎて面白い。それに萌子が「あ?」とだけ返すのと、市川がさほど気にしてないのもまた良い。関係性ですね。

 

・文化祭行き決定。このカップル2人がかりで萌子を担ぎ出すの、特に示し合わせてとかじゃなさそうなのがいいですよね。2人ともそれぞれ独自に萌子の様子を気に掛けて、たぶん相方も同じこと考えてるのにも気づいて、それで行動に移してる。打合せしてるならもうちょっと連携して動くし、相方も気に掛けてることを把握してなければ(萌子自身が伏せようとしてるのだから)こんな露骨には動かない。コンビネーションとかはないが、2人がかりではある。

 

・文化祭当日。年上女子ばかりが周りに居る状況に焦ってる市川かわいいね。心根が陰キャの鑑。ま、すぐにモデルの彼女と行動を共にし始めるわけですが・・・。

 

・周囲を気にする市川。・・・・・・えー、並んで歩く2人とかけまして、周囲を気にする市川と解きます。その心は、どちらも慎重さ(身長差)が目に付くでしょう。はい。思いついちゃったものはしょうがない。遠近法と猫背になってるせいで初期くらい頭の位置が違いますね。これはもう姉弟みたいなもんだから誤魔化す必要もないだろ。

 

・「わかるだろ」。んも~~。「山田のため」で山田に我慢させるの辞めろ~~? しょうがないって納得しちゃうだろ~~。しょうがなくたって寂しいもんは寂しいんだからさ~。まあ、市川もこのままでいいと思ってないのはわかってるけどね。前回の話で、山田の「寂しい」とデートもままならない現状に対して“事務所に確認する”って提案も出たのだし。

 

・というか今更だけど、前回の話って山田が「寂しい」を言うためだけに真面目な話っつってランチデートに誘った話なんですよね。かわいすぎんか。そしてそんなデートも途中で市川は離席。自分が顔を指されたから。悲しすぎんか。

 

・待ち合わせしたカフェがメイド喫茶なのはまあいい、先に行った山田がメイド服着せられてるのはどういうことだ。猫耳まで付けて、あまりの眩しさに市川の瞳孔が閉じちまってるじゃないか。大丈夫?心臓動く? いやしかし本当にかわいいな・・・じゃなくて、どういう状況なんだよ。いくらなんでも慌てた赤面が可愛すぎる・・・じゃなくて、顔指されたうえに着せ替え人形にされたのか。大した時間も経ってないだろうに手が早すぎる・・じゃなくて、このタッパでふわふわふりふりも似合うの無敵すぎるんだよな。・・・・・・あれ?

 

・こう、衣装のおかげでただの可愛いじゃなくてkawaiiって感じになってるんですよね。形容として既に可愛い存在が属性としてのkawaiiも帯び、無敵に見える。なんか山田の可愛いオーラの余波で後ろの名も知らぬ先輩すら可愛く見えてくるもんな。別にそれは素直に可愛いでいいだろ。すいません。可愛いがゲシュタルト崩壊してきた。それにしても、経緯はまだわかんないけど、いくら女子校だからっつってさすがにただエラい美人が来たからってだけでいきなりメイド服着せないだろうし、速攻で芸能人バレしたのはほとんど確定でいいのだろう。そうなると、時間差でカフェに入るという神経質にすら思えた市川の作戦は、しかし結果的には正解だったってことになる。だからなにではないけどさ。

 

・とりあえずここまで。Twitter見たら山田の格好は案の定(?)作者の強い意志だそうで、「でしょうね」にもほどがある。さらに小説版僕ヤバも発表されていて、最高ですね。アニメは終わったが僕ヤバはまだ終わっていないという当たり前の事実を確かに感じさせる熱がある。じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕は真面目に語りたい』

・かわい~~学生カップルのやり取りとままならない交際生活の二つの味を楽しめてとってもお得な回。そう、二種類選べるしゃぶ葉の出汁のように・・・(は?)。

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・夏休み明けからの学校のターンが終わり、新章開幕って感じですかね。ひさびさに諏訪マネージャーも登場するのだろうか。性別確定するかな。別にさせる必要もないか。

 

・どうなんでしょう、今回事務所にスタンスを確認するって話が発生したが、山田の親から既に話が行ってたりしないだろうか。恋愛より仕事を優先させる両親ではないけど、仕事をないがしろにするわけでもないので、既に話しててもおかしくないよなと思ってる。

 

・時間経っちゃってるので早く書き上げましょうか。個人の感想です。

 

・しゃ“ぷ”葉。しゃ“ぶ”葉との関連性は皆目見当もつかないけど、きっと食べ放題でもランチの一番安いコースなら1500円前後というリーズナブルな価格設定で中学生でも比較的利用しやすいお店なんだろうなぁ。真面目な話に向いてるかは謎。行ったことないんだよな。

 

・カレーが罠という言説に対しては、“構えすぎ”と言わせてもらおう。好きに楽しめ! そもそもが安いんだから! だいたい食べ放題の利点は「色々食べれる」にあるんだから、原価高いやつばっか食っててもしょうがないって! 「元を取る」って楽しみ方ももちろんあるんだろうし否定はしないけど、それはゲームを攻略するような楽しみ方であって、食の楽しみではないよ。僕ヤバの感想を書けよ。

 

・三つ編み眼鏡山田。かわいいね。眼鏡が最高だね。これ以上無いバフアイテムだね。いつだかにおねえがイメージしてた清楚山田みたい。それにしてはタッパがでけえしカレーを前菜にしているが。ライスはベジタボゥだからサラダでヘルシーな文化の方ですか? 菜食主義者のためにサラダ油を入れてやろう。

 

・君オクキャンペーン。準主役として10月から22時帯でドラマやって、4月には似たような立ち位置のデカ目映画もあると。今にも全国区で売れっ子になりそうな状況じゃないですか。芸能人だから隠さなきゃって市川の意識には正直過剰気味ではって考えだったけど、この状況だと確かに・・・・・・となる。駆け出しのときこそつまずく要素は排除したいよね。もぐもぐしてても顔の良さは誤魔化せんて。

 

・学校ではあまり絡めてないけど、その分些細な接触が嬉しく感じる・・・ですか。かーっ! 付き合ってないときに付き合ってるみたいなことしてたくせに、付き合ってるときに付き合ってないみたいなことしてんじゃないよ。そんでそれを「初心に戻った」っていうの、さらけ出しすぎ。「付き合う前はそういうことで嬉しさ感じてました」の自白だぜ。山田も「分かる」みたいに汗飛ばしやがって。2人してかわいいねぇ。

 

・でも寂しい。んも~~~。欲張りさん・・・・・・とも言い切れない。さすがにちょっと市川が求めなさすぎなケもある。顔を見れるだけで充分ってのはかっこつけてないか君。したいだろ、色々。シたくないわけないだろ、中坊が。「山田はいつもこうだ・・・」のとこ、互いのギャップを感じてしまい、取りようによっては不穏に感じられるけど、その表情はうかがい知れないのでね。

 

・「未練たらしい男に・・・」。まあね。「フラれた男」として見られるのはともかく、「フラれたくせにまだ絡んでいく男」は確かにね。ナンパイさえフラれたらそれで一区切りとしてたしね。ある程度覚悟のうえでのあの狂言だとは思うけど、実際に奇異の目で見られてしまうとまた違うというのもあるだろう。

 

・友達に言った言ってない問題。確かに山田サイドの友達には基本両方の合意のもと伝えてるけど、足立木下は市川の独断ですね。些細な良くないポイント。市川にとって足立は良い友達だけど、山田からすればそこまで好感度高くなる要素ないし。とはいえこの一連の会話はひたすらただのイチャイチャですね。シャブカレーは語感が危ない。

 

・秘密に付き合うということの難しさをじわじわ理解し始めた上、難易度とバレた時の(市川の想定する)被害は拡大する一方。難しい状態ですね。配膳ロボに手こずっている場合ではない。とはいえあの猫型ロボット、なんか扱いがおっかなびっくりになっちゃうんだよな・・・・・・。変なことしてエラーとか出たらお店のいろいろが滞っちゃうわけじゃん。今店に居る全員に迷惑かかるわけじゃん。それ考えたらちょっと怖いよ。

 

・山田、バレてた!! モデル業はよく知らないけどTIKTOKは見てるという、典型的な最近になって増えたファン。かーっ、これだからにわかは。いいか、秋野杏奈が背の低くて目がぐるぐるしたかわいい男の子と一緒にいるときはなぁ、決して話しかけず、自分がファンだということすら気取られないよう遠巻きに見るだけにとどめるんだよ・・・!! 冗談です。ド初期は気づいてもらいたくて本屋をうろうろしてたのに、今や変装してても当たり前に声を掛けられるようになり、嬉しいのは間違いない。間違いないが、今の山田には市川がいるので、やりづらさもまた生まれている。ままならないもんですなぁ。

 

・バレてたのでトイレに避難。うーん、しゃあないとはいえうーん。山田の都合で山田を1人にするという市川の判断・行動はどこまでいってもしょうがないものなんだけど、山田は否応なしに納得せざるを得ないから、逆に悲しいところがある。

 

・だからこそ、スタンスをはっきりさせようと。いいですね。私は大人だから、仕事への影響だのを子供が懸念するくらいなら、真っ先にとは言わずとも親への報告のすぐ次くらいには事務所に言って確認するのが手っ取り早いと考えてしまうけど、彼らは大人になりたい子供なのだから、そんな最善手なんて取らないし、取らなくていい。紆余曲折が大事。

 

・山田は賛成も反対もしない。その理由を市川は、事務所が恋愛禁止だった可能性を憂慮してとのことだと推測してるけど、どうなんでしょうね。あくまで市川の想像で、また別のことを考えてる可能性はある。事務所が恋愛禁止だった可能性を考えれば言わない方がマシ……ってのは、少々潔癖な考え方かもしれないが、不誠実な発想に思うのだ。わかんないけどね。

 

・おごられ市川。所得の差。こればっかりはしょうがない。バンピー中学生VS現役モデル兼女優だもの。100倍にしてってことは、ランチバイキング1500円とすれば15万。一食で15万はなかなかですな。たっっっけぇ寿司でも行くしかない。いや、それこそたっっっけぇ肉でしゃぶしゃぶやらすき焼きやら出来る店に行きゃいいか。良い将来の目標が出来たな市川。

 

・おまけ漫画。不意に落とされる女装市川という”爆弾。その衝撃は随所に広がり、未だ傷跡は鮮明に残っています。萌子の「ヤッた?」芸も板についてきたね。マジでヤッてたときも同じようにギャグにしながら、だけどどこかで心の痛みを感じて……消えろ!邪悪な私! いつまで居座るつもりだ!

 

・とりあえずここまで。更新日当日からずっと流行り病でぶっ倒れてたので、かつてないほど感想を書くのが遅れちった。前に入院するほど体調崩したのも夏ごろだったし、夏に弱いのかも。まあそんなことはどうでもよくて、次の更新はちょっと空いて8/6。文化祭編に突入でしょうか。去年はトイレでFGOとかほざいてたが、今年は友達もいるしマシになるだろうか。楽しみですね。じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕らは花火を知る』

・最後のセリフでバヤシコのこと大好きになっちまった。作者の掌で踊らされている自覚はある。

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・なにがいいって、とにかく親友に虫が寄り付かないように、ではなくて、しかるべき人とであれば純粋に祝福できるその人間性ですよ。恋がよく分からなくてもそう想うことはできるんですよ。しかも、小林目線だと好意がはっきりしてるのは市川からの矢印だけ(告白してるので)ですからね。親友の恋が実るように、みたいなのではない。

 

・ひとエピソードが終わったっぽいけど、これ何編って言えばいいんだろうか。山田の誕生日から間にフラッシュモブが挟まって、今回の夏祭りまでの一連。なんかこう、ふわっと繋がってはいるけどつまりどういうエピソードだったとは一言では言い表しにくい。周辺における2人の関係への認識を清算した?

 

・例のごとく時間もないので、さっさと頭っから行きましょうか。個人の感想です。

 

・盛り場からスタート。ラブホに引き続いて二度目ですかね。いやいや二度目なんてもんじゃなく、どっちかの部屋や備品室、体育倉庫も“そう”じゃないかという意見については、ポルノコンテンツの摂取し過ぎだと言っておきましょう。中学生同士の健全なお付き合いですからねこれは。忘れちゃダメですよ。

 

・「私んち行く?」。健全なお付き合いは!?!? なんか勘違いというか言葉の綾ってことになってるけども、ささやいた後におもむろに市川の正面に回って肩に手を置いてるし、変な意味がなかったとはとても思えないんですが。ホントに最初っから金魚のこと考えてたか??

 

・バヤシコに告げていない理由。なにか理由があって内緒にしたかったわけじゃないと。なるほど、好きか嫌いか付き合うかどうかみたいな話題にならない相手であればそりゃ言うことはないか。正直、付き合ったあとならそんなの関係なく仲のいい友人には言わなきゃってなる気がするので、いまいち共感できないけども(男避けを率先してやってくれてるような友達だし)、そこはまあ各々の価値観です。「内緒にしたかったわけじゃない」って部分で十分だ。

 

・なんのメリットもないのに。山田の言うとおり、市川だってそうだ。「山田に好かれるから」なんてメリットは後付けの格好付けでしょう。それを行動の理由にしたことは数少ないはずだ。「山田が笑顔でいれるように」であっても、小林と一緒なのは結局変わらない。

 

・バヤシコ真実。気づいてないと見せかけ、実は気づいてた……かと思ったか!! やっぱり気づいてないんだよ!! 読者をどこまでも惑わしてくる悪い女だよバヤシコは。ただまあ、これ以上はないとは思いますよ。最後のセリフに嘘はないでしょう。付き合ってるのは気づいてないけど、本当に付き合ってたらいいなと思っている。どうでもいいけどしこばやはまた新しいな……。

 

・カンナキャンセル。いらんことを教えてしまったな市川は……。カンナ経由で「男女で仲が良くても恋仲とは限らない」という認識が小林に植え付けられたせいで、今後また市川と山田が仲良くしてるのを見ても"気づく"ことが出来なくなってしまった。

 

・こっそり抜け出す2人。いや隠す気わい。もうちょっと我慢して解散後に合流とかせんのかい。まあ山田が我慢できなかったんならしょうがないですが……。本当にどうでもいいけど、みんなで花火見てるコマの鵠沼君、口どうなってんだ? 一瞬バンダナかなんかで口元隠してるように見えたけど、急にそんなヤカラみたいなスタイルにはならんよな。

 

・山田ハウス。山田家と市川のふれあいも久々な気がしますね。自然な雰囲気で大変すばらしい。わざわざ付き合ってる報告をしにいった甲斐がここに表れている。あと山田パパの肺活量やばすぎ。

 

・ベランダから見る花火。気を利かせて2人きりにする山田ママとなすがままに追い出される山田パパの図は面白いけど、こう、肉親にこういう気を回されることすら嫌な時期ってあるよな……となんか思い出した。市川はたぶん現在進行形ですよね。

 

・「また綺麗な景色を」。たまに出る市川のポエミーな部分だ。自分で自分の告白台詞のリフレインを素でかます男初めて見たと思ったけど、そういや姉のバンドに彼女の告白そのままなやつ歌わせてた(語弊)な。しかもそれを大勢の前で彼女に聴かせてたもいた(語弊)な。語弊がなくてもなかなかなことしてんだから、「も1回言って」くらい快く受け入れなさい。

 

・水面に映る金魚と花火。速攻でスマホで撮ろうとするやつに"映え"を嫌う権利はないよ。そしてなんて言うんだろう、この、告白のやり直し合いは。よくわからんイチャイチャしやがって……ガラスの向こうの部屋の中には親もいるんですよ!?  

 

・いない2人に気づく小林と、その独白。冒頭にも書いたが、「本当だったらいいな」が本当に良いですね。結局ずるずる報告が遅れて伝えるのが結局一年後とかなっても、純粋に祝福してくれそう。

 

・とりあえずここまで。なんかひと段落着いた感じだし、バヤシコへの開示はしばらくなさそうですね。まあしようがしまいが変わらないよってことっぽいし、それが分かった以上なにも言うまい。まだ次回チラ見せは来てないが、なにすんだろ。受験を挟みつつ……そういやなんか豚野郎のTwitterTwitter)が動いてたな。山田の仕事の方もなんかあったりすんのかね。なんにせよ相変わらず楽しみということで、じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕らはバレていた』

・小林は“全て”知っていた!!!……ってのをこの後に及んでいまいち咀嚼しきれないのは、私の中で積み重なった小林への偏見のせいなんでしょうか。なんにもわからない……。

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・月曜だかの予告ですでに「2人は付き合ってるんス」のコマが公開されてたので、私なんかは「ははぁん、冒頭にこれを置くってことは後半になにかしらのどんでん返しがあるな?」とか下手なメタ読みをかましてたのだけど、そこに関しては特になく、ナンパイの残りわずかな物語エネルギーを使い切って終わったものだからちょっと戸惑ってる。

 

・いやまあ爽やかな退場なんかなんぼあってもエエですし、不憫気味だった間宮先輩にもようやっと春が訪れそうなのは素直に祝福なんだけど、ところどころの小林の意味深な表情わい。それともド頭に書いてるとおり、私が考えすぎてるから意味深に見えてるだけなんか? いやぁなんかはあるって。

 

・前回の感想でも書いたけど、内心を知りたいんですよ。小林の。もともと知ってたにせよ、ふと気づいたにせよ、誰かから聞いたにせよ、まだ気づいてはないにせよ。山田の一番の親友で、学校での一番の庇護者なのだから、山田が誰かと付き合い始めたこと、その相手が市川だということ、山田から直接聞いていないことについて、小林がどう思ってるのかを知りたい。

 

・小林の気づきについては次回に期待ですね。頑張って理屈捏ねまわしたらそれっぽい”答え”は見つかりそうだけど、徹夜明けだしその元気はないです。ちょっと早いけど冒頭はこれくらいにして、頭っからいきましょうか。というか一回書き上げてたの全部吹き飛んだんで二回目なんだけどね書くの。徹夜明けっつってんでしょうがドチクショウ。個人の感想です。

 

・ナンパイとバヤシコの会話の続きからスタート。一ページ目に山田も市川もいないのなんか新鮮ですね。ぬいぐるみ抱きしめるガキ可愛い。良いお姉ちゃんしてるねバヤシコ。「付き合ってるんス」の、眼力強めのバヤシコもこれまた新鮮。ここ見るに、この言葉自体はナンパイへの牽制が目的で良さそうですね。ナンパイが振られたことも知らないわけだし、未だにバヤシコの中じゃ「山田にちょっかいをかける上級生」のままだ。

 

・謎の表情その1。なにかに気づいた風。ナンパイへの牽制のためにそれっぽいこと言ってみたら、頭の中でパズルのピースが嵌って”真実”に気づいたってのがしっくりくるけど、その辺はまあその内答え合わせくるでしょうたぶん。”気づいた”んじゃなく”思いついた”でも通るし、言っちゃいけないことに気づいたって表情にも、まあ見えなくはないし。いくらでも考えられる。

 

・「どういうつもりで来たんスか」。ホントにね。ナンパイ自身も良くわかっていないようで、そういうやまだ高一だったね。ガキよガキ。とりあえずその首痛めたみたいなポーズをやめろ。

 

・合流からの迷子発覚→捜索開始。いつからいないかと言うと、前回のクソ早い段階です。ナンパイが合流した直後だと言い換えれば、胡散臭い男から逃げたと読めなくもないけども、まあこの時期の男児なんてなにもなくとも瞬間移動するものなので、理由なんてないんでしょう。

 

・謎の表情その2。弟がいなくなっても気づかないくらい「むちゃくちゃボーっとしてた」ってのを踏まえるとまたなんか見えてきそうな気もするし、そうでもないような気もする。ここに関しては市川を見てなんか考えてるのは間違いなさそう。

 

・外れで山田とナンパイ邂逅。P4右下の山田の胸がデカすぎるのと、ナンパイが立ち位置的に木立から急に表れて声を掛けてきた不審者に見えるのは置いときましょう。そりゃ山田もそそくさと逃げるよ。そういうことじゃなく、フッた人間に対する態度なんて普通”こう”なるんですよ。それだけに、狂言破局をした後の市川と山田の振る舞いに対する客観的な不自然さが際立つ。あれは妙手に見えたけど、今のように結局外で一緒に遊んだりしてるので、完璧ではまったくない。

 

・立ちすくむ市川と、突撃するたぁくん。対比ですね。たぁくんも山田が好きなんだろうし。ここ、付き合う直前の市川(直前つってもまぁまぁ長い期間だけど)なら理屈なんか置いといて体が動いてたと思うんですよね。付き合い始めて、周囲の眼をより気にするようになって、告白を失敗する演技までした今だから、足を動かすことが出来なかったのだと思う。望んで大人になった結果がこれだ。いいことなのか悪いことなのかはわからないけど、いいことではないと私は思ってますよ。

 

・急所を痛撃されてもみっともない姿は見せないナンパイ。初めてナンパイのこと尊敬したかもしれん。冗談はさておき、邪魔になるであろうガキを回収し、結ばれた2人に祝福の言葉をかけ、とどめに「これを言いに来たのか」はお前カッコつけすぎだろう。

 

・合流と間宮先輩。良かった……高校ボッチのナンパイはいなかったんだね……。間宮先輩にも春が訪れそうで私は嬉しいよ。ところでずっと間宮先輩って書いてるけど合ってたっけ。確認せずにここまで来たけど。マ?先輩って書いてた期間が長いもんだからさぁ。間違ってたらゴメンね。世話焼き面してる萌子はお前今回なんもしてないだろ。

 

・小林が知ってたことを知った2人。ややこしいな。誰かから漏れたにせよ自然に気づかれたにせよ、状況の説明と口止めは必要だと思うが、まあ「知ってるならわざわざ言わなくてもいいか」になる2人ではないと思ってるので、大丈夫でしょうたぶん。

 

・”穴場”。モノローグもふくめてやかましいわ。さっさと脱出しろそんな教育に悪いゾーン。周囲に隠してるのにそんなとこでおっぱじめるの一番意味わからんからな。というか二人きりで”そういうところ”にいること自体、今までの理屈からしたらアウトでしょう。

・とりあえずここまで。バヤシコ編かと思ったらがっつりナンパイ完結編だったので面食らったけど、面白かったので万事ヨシ。今後に繋がりそうな描写も見受けられたし、相変わらず次回以降に期待と言うことで、じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕は祭りどころじゃない』

・バ、バヤシコ!! 射的を当てながら核心を突いたセリフを吐く・・・・・・って、そのまま「的を射る」・・・・・・ってコト?! なんか急に描写が強キャラっぽくなったなおい!!

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・いろんなキャラの印象がちょっとずつ変わる良回でしたね。小林は言わずもがな、ここ最近ヘイト集めてたカンカンにも自責の念や謝罪をする気持ちはあることがわかり、余り物になったことでナンパイにも妙な可愛げが出てきて、にゃあとチンピラその2のカップリングが沸いてきた。・・・・・・最後のはなに? なにを急にさらっと腐れ縁カップルのやり取りを出してきてくれてんの? 死角から殴られたらカプ厨は死ぬんだが????

 

・気を取り直して。現状だと、小林があの一連のなにをどこまで嘘だと思ってるのかまではわかってないんだけど、少なくとも山田の返事は嘘だと思ってないとあの言葉は出てこないはず(市川の告白は嘘だけど山田の返事は本当、とか状況として意味分からんでしょ)なので、さすが山田のことは見ているなという印象。あとは、市川織り込み済みの狂言告白だとまで気づいているのか、それとも市川の本気の告白に対して山田が自分の心に嘘をついてフッたと思ってるのか、それとも全く別の認識なのかってとこが気になりますね。

 

・認識の話で言えば、ナンパイも市川が「告白してフられた」か「付き合った後にフられた」のかわかってない状況なんですよね。だからなんだって話だけどさ。

 

・あれ? そういやバヤシコのでっかい方の弟どこいった? 開幕市川に攻撃した方。どのペアのとこにもいないっぽいが、萌子-鵠沼のとこにもいなかったら完全に迷子ですよ。

 

・なにはともあれ気になるのは小林の内心だけど、まあいくら考えてもわかるわけはないですね。頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・夏祭り、来ちゃったナンパイ。今更だけど、とうに卒業した高校生が中学生の集まりに1人だけで顔出すの、ちょっとなんかアレですね。オブラートに包まず書くと、高校生活上手くいってないのかなってなる。なんかしらの目的がありゃいいんだけども、このメンツでナンパイがわざわざ顔を出す目的なんて山田や市川絡み以外にはないだろうが、未練はさすがにないとして、じゃあもうなんか親心出して2人の現在を見てみようとかしか思いつかないけど、それはそれでお前ちょっと見当違いだぞとなる。ナンパイが能動的に2人のためになにかしたこと、保健室で2人きりにしてあげた以外なにもないですからね。結局、どっかで高校の友人(あるいは例の先輩)と合流する予定で、後輩の頼みにちょっと顔出しただけってのが一番丸いけど、はて。

 

・かつてのライバルに警戒心むき出しの市川、瞬間移動を覚える。ナンパイの突っ込みがちょっと面白いですね。そういやナンパイの前では怪行動ばっかしてたな市川。

 

・急所攻撃を覚えたバヤシコ弟。やっかいな時期だ。小林はナチュラルにちんことか言うんじゃありません。あまりに自然に言うもんだからスルーしてたよ。

 

・「随分みんなに馴染んでて」、読者みたいなこと言いやがって・・・・・・。てめえそこまで市川の陰キャっぷりやクラスでの浮きっぷり見てねえだろうがよ・・・・・・いやまてよ。見てたのか・・・・・・? 山田と市川のただならぬ関係について、少なくとも冬休み前には把握してたわけだから、敵情視察として学校での市川を観察してたとしても・・・おかしくはない・・・? 

 

・でっけえフランクフルト2本のあとにでっけえイカ焼き2杯。食い過ぎ。あと食ってるもののチョイスにそこはかとなく下ネタを感じるんですが、心が汚れすぎでしょうか。

 

・自分から合コンっつっといてから「いいのかなー」もなにもあるかよ。市”原”くんの件もまだ根に持ってるし。いちいち絡みがねちっこいなこの先輩。顔を近づけるんじゃないよ。その距離感は山田のものだぞ。フラれたって聞いたら眉根を顰めて訝しむ(市川が危惧してるみたいな、今度こそチャンスだ!にはならない)あたり、2人の仲は認めてるゆえの後輩いびりのようだけど、微妙にウザさが勝つな。

 

・2人組で回遊。ナンパイは萌子が自分を選ぶと踏んで、2人きりになって事情を聞こうとしたかこれ。で、それを察知した萌子はめんどくさがって鵠沼を選んだみたいな。だとしたらずいぶん高度な駆け引きだが、陽キャはこれくらいする。

 

・まさかのカンカン-市川ペア。パアァじゃないよ市川。相変わらずチョロい。その表情山田に見られてたらエラいことなってたからな。前回で市川が教室にあらわれたときと同様、カンカンが若干気まずそうな顔をしてますね。萌子の追求を「次!」っつって無理矢理躱すとこが子供っぽくてちょっとかわいい。

 

・そわそわバカ男子共。カンカンの突っ込みはごもっとも。それはそれとしてカンカンと半沢さんなら0:100で半沢さん。これはもうしょうがない。ところで半沢さんの私服が以前と打って変わって「ちゃんと」してるけど、これって山田が家でもう着ないからっつって渡したやつだっけ? 覚えてないや。

 

・萌子-鵠沼、にゃあ-中村、そしてナンパイ-バヤシコwithガキ。「いつも通りだな」ってどういうことなんですか芹那さん。中村くんとどんな関係がそこにあるっていうんですか。そういうや鵠沼くんグループは山田と同小って話があったが、それが真ならつまりにゃあとも同小ということで、おおおおおおおおさなじみ!!???!?!?!

 

・余り物、ナンパイ。真面目に愕然としてて面白いですね。可愛げが出てきた。というかしゃーないってこれはもう。ナンパイと小林の弟以外みんな同じクラスなんだから。学校から違うんだからそりゃ誘った萌子が選ばなかったら無理よ。そう考えたら萌子は残酷なことをしてるけど、まあ誘いに乗ったのも2人組を提案したのもナンパイだし、自業自得か。

 

・カンカン、謝罪。その言葉が聞きたかった・・・・・・! 仕掛けるだけ仕掛けといて失敗したらそれは知らんってレベルのヤバイやつじゃなくて良かったよホントに。フラモブでくっつけたカップルの破局に無関心だったからちょとだけ危惧はしてたけどね。

 

・実際、カンカンの見立て通り市川と山田は両思いだったわけなので、節穴とかではまったくないのだ。見落としてたのは祝われたくない人(市川)もいるということ、山田の職業柄の事情、そして仕掛けた段階では2人はもう付き合ってたことの三つだが、一つ目はそういう人が居ること自体想像だにしなかったのである意味しょうがないし、職業事情も“それ”を気にする市川や山田がむしろ大人過ぎる(個人的には気にしすぎてるまである)わけだし、最後に関しては付き合う前から「こんなもん付き合ってるのと何が違うんだよォーーー」とか宣ってた私がどうこう言える話じゃない。

 

・総じて、楽しいことがしたい、ちょっと見識が狭くて行動力のある、その辺にいる中学生だ。頭を下げて謝罪が出来る分かなり「良い子」よりだとすら思う。ちゃんと全部話せば分かってくれるかは・・・・・・うーん五分五分。ただ、天災かなんかのように避けたりしないでコミュニケーション取ったらいいのにとは思う。「話が出来て良かったかも」って言ってるしね。

 

・「仲が良いからって・・・・・・」なんか意味深なカットじゃありませんこと? にゃあはともかく中村くんは明らかに意識してるよなこの表情・・・・・・頑張れ!!

 

・「友達同士に戻れると思ってる?」「諦めろッ」どのツラ下げて言ってんだ2連発 。いやまあ言ってることはごもっともかもだけど、告白をけしかけた側が言うこっちゃなさ過ぎる。

 

・山田登場。例の眼だ・・・・・・。一緒にご飯はいいけど遊ぶのは禁止でしたねそういえば。あの”約束”可愛くて好きなんですよね。まあ破ったらこの眼で詰められるんですが・・・・・・。

 

・金魚の量がキモいがやり取りは仲睦まじい・・・・・・隣にカンカンがいるのに。隠すつもりないだろお前ら。まあ、見ようによっては以前と同じようにセッしてる最中に、告白した/フッたことを思い出して気まずくなったように見えなくもない。逆にリアル。

 

・「変わってる」はいいが「おもしれー」だと警戒態勢に入る山田。価値観ですね。「おもしろい」が最大級の褒め言葉である山田ならでは。あともはやなんでもいいけど「ダメだよ!」はやっぱり隠すつもりないだろ。

 

・バヤシコ-ナンパイの地獄ペア。空気が悪い! かつてナンパイの騙りで山田と小林の仲違いが発生しかけた、言うなれば因縁のペアですねそういや。

 

・そしてバヤシコの『的を射た』爆弾発言。びっくりしちゃった。とはいえ現状、冒頭で書いた通り分かることは少なく、待て次回と言うほかない。なんなら今ふと思いついた「ナンパイがまた山田にアタックするのを防ぐために、何も分からないけど取りあえず嘘だと言っといた」線だって、情報だけ並べると別にあり得なくはないので、考えるだけ無駄ですらあるんですよねこの辺。私から言えるのはただ一つ、早いとこバヤシコには全部開示してほしいということだけ・・・・・・。

 

・とりあえずここまで。バヤシコの爆弾発言とにゃあ-中村くんに心乱された回でした。ナンパイは思ったより存在感なかったね。次回チラ見せもまだ出てないし(久々だな)、じゃあ、そんな感じで。

僕の心のヤバイやつ感想『僕はフラれた男』

・いろいろ書きたいことはあるけど、とりあえず。いくらナンパイでも「生きてたの!?」は酷いだろ!!

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・地獄(大げさ)の中にきらめく確かな友情、これよこれ! 期待した通り足立との絡みはよかったですね。なんなら足立が良いキャラになりすぎてるので、そろそろお調子者としてバランスをとってほしいまである。萌子とかと雑に絡んでバカ晒すくらいでいいから! そんで最後にちょっと萌子の好感度上げるやつ! ホワイトデーの焼き回しじゃねえか。

 

・市川をフッたのは山田の本意のはずがないと心から思ってるのも、その原因であろう外部の事情に憤れるのも、市川の暴露をすんなり信用するのも祝福も、全部が全部友達としていいやつ過ぎますよ。クソが連呼はご愛敬。そりゃ相手は好きだった女子なわけだからクソがとも思うし口にも出すよ。それくらい素直な方が野郎同士の友情として健全じゃないすかね。

 

・友達で言えば、小林の動向も気になりますね。ここまでの描写的になにかしらひとくだりはやるでしょう。そのひとくだりがどんななのかが楽しみ。なにせずいぶんと前(記録を見たらざっくり4年前)から「2人が付き合ったあとの、小林にそれを伝えなかったことを発端とする一悶着」の妄想をしていたので。

 

・市川は小林から悪印象を抱かれてると思ってるけど、こういう時の市川のネガティブな想像はたいがい的外れってことが多いし(メタ読みだけどね)、考え方によっては現状山田の方が不誠実に取れもするんですよね。山田は告白された側とはいえ、フッた男を花火大会に連れて行こうとしてるわけなので。イケると勘違いさせてしまったのに、その付き合い方を変えようとしないのは、人によっては不誠実で無遠慮だ。小林の訝しむような怖い顔が市川の妄想によるものでなければ、それを向けてるのが市川ではなく山田という可能性もなくはない。

 

・萌子とか半沢さんとか他にも書きたいことはちょこちょこあるけど、長くなるので前置きはこのくらいにして、頭っからいきましょうか。個人の感想です。

 

・居心地最悪の学校。市川にとって楽しくなかった学校が、山田を始めとしたいろいろな交流、イベントを経て楽しくなったって流れを知ってると、この状況は思いのほか心にクる。別に元に戻ったってわけじゃないし、「楽しい」の多くを占める人間関係が壊れたわけじゃないけど、それはそれとして知らない人に後ろ指指される状況が愉快なはずもなく。それもこれも祝福女の……いや、やめよう。彼女は恋を知らないのだから。……それ免責事由になるか?

 

・そういや原さんにも伝わってるよなこれ。神崎くんから共有もあるだろうし、よしんばなくても噂では聞こえてくるでしょう。えらい広まってるみたいだし。反応が気になりますね。というか薄らでも2人の交流を知ってる人全員の反応が見たい。元担任とか保険教諭の反応すら見たい。飢えている。

 

・足立登場。おこ気味なのがまず良いですね。どう考えてもフラれた友人に対する態度ではないので、逆説的に「なにかしら」があったことを確信していると、つまり足立はあの告白は成功するべきものだったと考えてるのがいい。市川の人間性と山田の行為を確信したからこそだ。

 

・「おかしいだろ」「世間の目なんてくそ食らえ」。おう言うたれ言うたれ。事情については若干勘違いしてるけど言葉自体は間違ってない。仕事に影響が出るかもだからだの世間の目があるからなんてのは、市川が後ろ指を指されるべき理由とは私は思っておりませんので。

 

・「付き合って……るんだ」。もともと言うつもりだったのか、足立の熱に心を動かされたから言うことにしたのかは分かりませんが、誠実さが乾いた心に染み渡りますね。男の友人の中で最初に言うのが足立ってのもまた良い。あの決闘がやっぱ効いてるんでしょう。時代遅れかもだけど、やっぱ男の子はけんかしてナンボじゃないでしょうか。

 

・ストレートに祝福。抱擁はテンション上がりすぎでは。そんで冒頭でも書いたけど、一ミリたりとも疑ってないのが地味にすごくないですか。「フラれたけど実は裏では付き合ってるんだ」「彼女の仕事のために黙ってるだけなんだ」って、申し訳ないけどめちゃくちゃ怪しいというか如何にもなストーカー的言動で、私だったらそれを言ったのが親友であろうと「こいつまさか」が思い浮かぶのは止められない気がする。もちろんそいつの人となりを知ってればまずあり得ないとは思えるけど、しかしほんの一抹のもしかしたらを捨てることもできないし、それを捨てるために冗談交じりに口にも出して反応を伺ったりも、たぶんやる。それが一切見受けられないのは、若さゆえの純粋さか、底抜けの信頼故か。

 

・足立だから言った。なんでこいつ男相手にツンデレかましてるんでしょうね。冗談です。冗談ですけど、基本的にツンケンしてるのにいざというときには誠実に信頼を表明するのを、じゃあツンデレ以外になんて言えばいいっつうんだよ。えぇおい? 冗談です。 

 

・入室と共に一瞬静まりかえる教室。やですね~~~~。さっきまでの友情物語との落差が酷くてため息が出てしまう。どこにも悪意はないのかもしれないけど、渦中として注目されるのはやむを得ない。当人にとってはしんどい瞬間だ。そして山田も、その「しんどい」当人だろう。いつまでも続くとは思えないし、さっさと収まってほしいですね。この状態が長く続いて、山田が仕事でいない日も当然そのままで、学校生活が重たくなってしまったとき、そのしんどさを「山田と付き合ってるがゆえのしんどさ」なんて、まかり間違っても思ってほしくない。

 

・それぞれの反応。カンカンがちょっと気まずそうなのは逆にほっとしましたよ私。マジで我関せず顔だったら本当にサイコパスなので。すぐあとの萌子と市川との絡みに対しての「新たな恋か…」は一転してカス過ぎて笑ったけど、恋を終わらせる引き金を引いた手前、責任感から新たな恋を斡旋しようとしてるのだと解釈すれば、マジでとことんデリカシーが無さすぎるというだけで説明がつく。解釈がいささか好意的だという自覚はあるけど、そっちの方がいいじゃない。

 

・萌子がちょっとわかんないんだよな。市川が教室に入ってきたときの表情からはなんも読めないし、「なッイッチくん‼」を怒ってるっぽいテンションでやるのもよくわからん。こういう「急に陰キャに話題を振る」ってネタの時はだいたい揶揄い混じりのテンションだったでしょ。わりとマジでちょっと怒ってたりするのだろうか。バヤシコは相変わらずわかんない。

 

・恋がどんなものか。2人のために怒ってくれてるカンナは本当にいい子ですね。ところで「ユリネも」ってことはカンカンは自分が恋について知らないことに自覚的ってことだ。なんなら誰かを好きになったこともないと。こう、じゃあなぜ誰かをくっつけるイベントに快を感じてるのかよくわかんないっすね。単にテレビやネットに流れてる楽し気なフラッシュモブを見て「わたしもやりたい!」ってだけだろうか。それにしては執着がやばいけど。あと、どうでもいいけど「だからなんだよ~」のとこで初めてカンカンをちょっとかわいいと思ったよ。

 

・「パンダに恋を知ってほしい」。字面だけ見たらわけわかんなさすぎますね。ややこしいから止めろそのあだ名。慈愛に満ちてるようで上から目線の願いだが、まあ被害者だし言う権利はあるかな……。なんなら「パンダに恋を知ってほしい……(そんで2人の間の微妙な空気を鑑みてあんな双方の同意を得ていない辻フラッシュモブなんか金輪際やめてほしいしカンカンが誰かに恋をしたときは仕返し混じりに存分に恋路に関わらせてほしいし市川との関係が公表できるようになったときは山×市を校内どころか区内、都内にまで轟かせられるような盛大なフラモブを責任を持って繰り広げてほしい)」まで言ってもいいと思ってます。

 

・「来る感じ?」意図はわからないけど言葉のナイフ! バレンタインのときの「奇遇だね」なみに鋭いナイフでした。まあここは素直に困惑してるってことでいいでしょう。普通に考えたら気まずくて来れるわけないもの。

 

・お祭り当日。山田が美人過ぎてびっくりした。そして招集されている輩とガキ。あれ、この同クラの輩って三人組じゃなかったっけ。一人いなくない? 彼女持ちのため別行動とかだったりするのだろうか。

 

・まさかのナンパイ再登場。「生きてたの!?」は失礼だけど、再登場するとは私も思ってなかったよ。綺麗な退場をした悪役が再登場した時はなんらかの示唆を主人公に与えるのがド定番だけど、ナンパイはどういう役回りをするんでしょうね。あと例の幼馴染先輩(マ?先輩)はまだ振り向いてもらえてないんですかね。花火大会なんて一緒に来たかっただろうに……。

 

・とりあえずここまで。付き合ってから結構経って、わりと安泰モードが漂っていただけに、こういうちょっと不穏というか問題が発生してるのは物語的にはメリハリ効いてて好きですよ。バヤシコやカンカンのキャラエピソードも入りそうだし、ナンパイの動きも気になるし、相も変わらず次回更新が楽しみだ。そういや桜井のりお展行ってないな……。流石に今週末行っとこうか。じゃあ、そんな感じで。