せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

211020日記 出張

・水曜日終了。夕方にもなると空気が冷えてきて、Yシャツ一枚で通勤するのは厳しくなってきた。洗濯物も乾きにくい。夏は明確に終わっている。あまりに急にとても寒くなったもので、まるで秋を飛ばしてもう冬になってしまったと勘違いしてしまいそうになるけれど、冬の空気はもっと肌を刺すことを私は覚えている。吐く息が見えない程度の寒さではとても冬とは呼べないだろう。すぐに過ぎ去ってしまうとしても、今はまだ秋だ。

 

・近々、ほんとうに久しぶりに県を跨いだ泊りの出張の予定がある。もともとさほど出張が多い職業ではないが、このご時勢でさらにその頻度は減っていて、たぶんちょうど一年ぶりじゃないだろうか。あの時一緒に行った連中に対する文句を日記にぐちぐち書いたような覚えがある。懐かしい。出張なのだから一応仕事なのだけど、しかしそれが終われば自由時間。この微妙な時期だからお決まりである飲み会もなさそうで、別に何をするというわけではないが、いつもと違う街での夜の自由、どことなく気分が踊らないでもない。こういうのも久しぶりの感覚だ。懐かしみを覚える。

 

・そういえば、昔、たまたま出張先が古い友人の居る土地だったということで、久しぶりにそいつと呑みにいったことがある。あの時もたしかこのくらいの季節だった。出張には年の離れた上司が一人付いてきていたが、あの年代にしては珍しく飲みニケーションとやらを疎んでいたようで、どちらが言い出すでもなく、ほとんど暗黙のうちに夜は別行動と言うことに相成った。あれはありがたかった。もしかしたら私の方から一応一言でも誘うのが礼儀なのかもしれなかったし、当時の私もそれは考えていたが、藪を突いて蛇を出す気はなかった。向こうだって気を遣って行きたくもないのに承諾する可能性だってあったわけだ。

 

・ええと、そう、友人との再会の話。何も決めずに書いてるもんだからすぐに脱線してしまう。古い友人だ再開だっつってもせいぜいが1~2年ぶりで、別に懐かしさに胸を膨らませるなんてこともなかった。さほど性格が変わった風もなかったし、人間は3日もあれば変わるなんて聞くけれど、数年単位じゃこんなもんかと密かに思った記憶がある。しかしあれだな、どうして特定の性格の人間は酒に、特にウイスキーに凝りだすんだろうな。似た性格のやつはみなその道をたどっているように思う。この時の夜も一件目からバーだった。いやいいんだけどさ、こう、移動と仕事で疲れてるんだから、もうちっとガッツリしたもん食えるとこが良かったよ。数年越しの愚痴。もしかしたら背を伸ばしたかったのかもしれないな、やつは。