せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

210118日記 こういう週末

・三連休終了。やっぱあれだな、連休は日が重なるごとにダラダラした過ごし方になるな。最後までやる気たっぷりとはなかなかいかないものだ。今日も今日とて一応読書はしたが、読んだのは京極夏彦の『後巷説百物語』で、ぶっちゃけ過去に何度も読んだやつ。三日連続で新規を漁るのはちょっと気力が続かなかったというか。本音を言うとどうせ京極夏彦でもしばらく読んでない『鉄鼠の檻』のほうを読みたかったけど、kindleだと分冊になっててなんかいやなんだよな。百鬼夜行シリーズ全部。割高になってるってわけでもなさそうだし、そもそも文庫版も上下巻とかだから別に忌避するようなことではないんだけど。

 

・一時期、鍋と言えばキムチ鍋ばっか作っていたけど、最近は豆乳鍋に鞍替えしだした。白菜のあの溶ける感じがいい。まあ「鍋」っつっても今は机の上にガスコンロを置けなくなっており、台所で作ったものを一食分だけ器にとって食べるというスタイルで、はたしてこれを鍋と呼べるのかが果てしなく微妙だ。「鍋」というからには鍋をつついて食べないと、一食分をよそって食べるのなそれはただの「汁」って感じがする。名称がどっちだろうと味にはさほど変わりはないし、手抜き料理であることにはもっと変わらないんだけど。

 

・久しぶりの読書を三日連続で続けて、ひそかに期待していた創作意欲の刺激に関しては、残念ながら効果がなかった。まあこれはしょうがないというか、あくまでついでみたいな期待だったからいいのだけど。読書に熱中できたタイミングもなかったし、本当に訓練とかリハビリ味がちょっと強かったかなと思う。個人的にはあまりいいこととは思ってないけど、じゃあ悪かったかって別に読書を嫌いになったでもなし、こういう週末もあらあねって感じだ。あ、もちろん読んだ本がつまらなかったというわけではない。5冊全部楽しんで読んだし、外れはなかった。変化がついたという意味では間違いなくプラスだし、せっかくの三連休を無為に過ごした実感はない。外に出なくともそう思えるというのはいいことだ、特にこのご時世。

 

・家にいたり、一人でなにかをするのを楽しめるのも能力のひとつだ。外に出たり集団でいて楽しめることと同じくらいに。私はわりと前者に寄った人間だし、そういう性質だけど、だからこそその能力が落ちるのは避けたい。揶揄されがちな「虚無のオタク」云々じゃなく、なんにも楽しめない人になるのは嫌でしょう、と、そういう話。