せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

201219日記 物語の中の

・土曜日終了。不要不急の外出は自粛し、ずっとYouTubeを見る1日でした。コロナ禍において模範となる行動でしょう。こいつ、この週末にGoToが生きてたらどっかの街のビジネスホテルで無意味に宿泊するやつやろうとしてたんだぜ。

 

・一応知り合いではあり、何度かは話したこともあるが、正直心的距離としては他人でもいいけどそれを表明するとちょっとカドが立つかな……くらいの人がいて、最近癌が見つかったと聞いた。去年……一昨年?くらいにも別の知り合い(その人よりはもうちょっと親しい人)に癌が見つかったということもあり、なんだか少し驚いている。

 

・ガン。癌。物語の中でばかり触れてきた病気だ。だから、知ってる人間が『そう』だと聞くと、妙な驚きをいつも覚える。「本当にあるんだ……」とは、あまりに無神経な物言いだけども。この『無神経』と感じるのもおそらく物語の影響で、おおむね癌は死とセットで語られるから、イメージもそうなる。

 

・社会に出ると、当たり前に大人と出会う。学生の時分とは比べものにならないくらいに多くの大人と。そして癌は大人になる程罹る(『罹る』でいいのか?)確率は高くなるらしく、だから大人の母数が増えた分その中で癌になる人も多いのだろう。となると「誰それが癌になった」だけで珍しく思うのは今だけかもしれない。

 

・だけど、最近癌になったという人は、比較的若い。おそらくウチの親よりも若いはずで、その歳での癌は結局珍しいはずだ。

 

・癌は治る時代、だそうだ。CMでやってた。ブラックジャックによろしくとか、医龍とか、その辺りの医療漫画を昔読んだせいで『癌は死の病気』というイメージが私にはまだ残っているけど、治るのであればそんなに喜ばしいことはない。……治療も相当しんどいというイメージがあるが、そちらはどうなんだろう。治療のために意図して免疫を下げるみたいな話をなんとなく覚えており、それが現行でも変わっていなければあまりしんどさに変わりはなさそう。あんまり変えるようなとこじゃないよなそれ。

 

・えらく辛気臭い日記になってしまった。ただ、いくら心情的には他人に近いとはいえ、知ってる人が癌になったと聞いたらそういう気分にもなる。それは珍しい云々とは別のところ気持ちで、その人のこれからの未来にどうしても頭を働かせてしまうのだ。変な共感力で、あまり好きではないのだが。