せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

僕の心のヤバイやつ感想『僕らはLINEをやっている』

・クリスマス回は4巻収録分‼︎ ってことで長々じっくりねっとりお願いします。この期に単行本派も連載派に鞍替えしないだろうか。秀逸だったりおじさんっぽかったりな煽りが見れますよ。

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・お話単体としては『比較的』低カロリーな今回。そりゃそうだ、前回前々回みたいなのを毎度やってこられたら心がもたない。今回から隔週更新ってことで、1話完結じゃなく次回へのヒキみたいなのを気軽に行えるようになった……のかな。

 

・31話の『僕はLINEをやっている』から14話、更新時間にしておよそ9ヶ月、作中時間は……分からん、2ヶ月無いくらい? ともかく、それくらいかけてようやくLINEを交換できた2人と、それを見届けることができた我々だ。

 

・市川のLINEネーム『きょう』了解。アイコンはこれレムだよな。ビッチさんも言ってたし間違い無いだろう。右目を隠すスタイルが自分と同じだからアイコンにしてんのか?

 

・頭っからいきましょう。個人の感想、考察です。前回のゴタゴタのそのまま後の帰り道。煽りの『帰ってきた日常……❤︎』が『こりゃしばらく暖房いらずか…⁉︎』を思い出させて、確かに2人の日常が帰ってきたと思わせる。それはそれとしておじさんっぽくて若干腹立つ。❤︎て。

 

・納豆のお話。うん、山田っぽい。帰り道ずーっとお話してるから話し出しが「あとね…」なんだろうな。あと、一見スムーズに会話してる2人だけど、心なしか市川がしおらしい気がする。「ごめん」とか「うん…」とか。山田を邪険にしてたことに対する後悔か、あるいは引け目があるのかもしれない。

 

・市川を引き止める山田。2巻のおまけでもあったなこの『グワシ』。前回もそうだったけど、とにかく市川を捕まえるにはパワープレイが必要だと理解してるか、それとも山田が生来そのような性分なのか。

 

・冬休みの予定を探りたかった模様。そういえばクリスマス番外編はイブのちょうど1週間前で火曜日、今話の冒頭はその週の金曜日。市川が山田を無視していたのは『昨日と今日』なのでその前日であるナンパイ事件は水曜日ね。山田は冬休み直前の今週のうちに市川の予定を聞き出そうと画策してたが、急に市川に無視されだしてしまってたと。もともとは冬休み中会えなくなるからとどうにか作戦を立てようとしてて、その準備のための聞き込みだったはずが、それ以前の問題が発生。このままだと失恋したまま長期休暇に入ってしまう未来が見えた、とかそういう山田の背景が見えてくる。危ないところだったな。

 

・自転車停めてがっつりお話しする態勢になってるの……すごいイイな。失った時間を取り戻そうとしてる……。

 

・市川父、ちゃんと実在する。いや、影も形もなかったので不在説まであったんですよ。実家が秋田。秋田美人!ってワードが浮かんだので、市川姉はきっとちゃんと美人さん。しかしまあ、秋田から出てきて東京に一軒家を建てられる市川父、相当なエリートじゃないか。

 

・クリスマスイブに何らかの照準を合わせている山田。カレンダーを見つめる表情がいいね。山田的にはわりと順調に仲を深めていたと思っていて、だからその勢いのままクリスマスイブも一緒に過ごそうとしていたのが、思わぬ急ブレーキ。解決はしたけど、勢いは削がれているのでぐいぐい行くのに躊躇がまた生まれてる……みたいなのが想像できる。

 

・君オク返却イベント。ちょっとここだいぶ妄想したいけど、後にしよう。ちゃんと読み終えてるのがキー。

 

・好きなシーンシンクロ! 嬉しそうな市川だ。2人の好みや感性は一見違うように見えるけども、大事なとこでは似通ってますよってことかな。心を通わせる描写がいいってのは僕ヤバにおいてもまさにその通りで、作者が意識してるとこでもあると分からせてくれる。

 

・好みや感性の話、そりゃ全然違ってたら仲良くなりづらいかもしれないけど、じゃあ全くおんなじなら相性抜群かってそうでもないような気がする。個人的に。あんまり似てないけどちょっと似てて、そんな中だから、好きな人の好きなものを好きになれるって過程が尊くなるのだ。

 

・いいシーンなんですけどね、この「私も!」のとこの山田のスカート、ちょっと短すぎないですか。変な線のせいで尻が見えてるように見えるんすけど。

 

・作戦を思いついた山田。やっぱり頭いいな。この時点で大多数の読者は気づいたはず。

 

・ビッチさんは彼氏ができなかった模様。欲しい欲しい言ってあんまり動いてる印象ないんだよなこの人……。ナンパイ嫁(仮称)の存在も知らなかったし。一方で放課後になるやしゅばる山田。ビッチさんよ見ろ‼︎これが『行動に移す』ということだぁ‼︎ てな感じ。

 

・案の定、君オクを休日に会う口実にする山田。「ごめん!」に違和感がないのでやっぱり山田は演技派だ。「先行ってて」で蹴散らされる三人娘だけど、ヤンキーさんの微妙な表情はやっぱりこの子気付いてるんじゃない?よく見たらビッチさんも困り眉だが、これは「まーたスライムになんかしてる」って感じを読み取った。

 

・ようやく言えた「LINE教えて」。ド直球じゃないと基本伝わらないと学んだ山田は強いのだ。駆け引きなのに伝わらない、なんて文句は仕掛けることしかできない側の一方的な言いがかりで、時には負け惜しみだ。力こそパワー、最速最短でストレート勝負に持ち込んだものがいつも勝つ。戦場ヶ原ひたぎで学んだことです。

 

・苦節、ようやくLINEを交換できた2人。というか四苦八苦してたのは山田だけなので、市川お前もたまには……と言いたくなるが、前回の「嫌だなんて言ってない」があるのでまあいいか。あれ? 何様だこいつ?

 

・『特別な一日が、始まる』。いいね、最高だ。冒頭の煽りとは別の人かな? あまりにもテンションとセンスに差があるというか。まあそれはロロッロと僕ヤバを同時連載してた作者からそうなので、似たもの同士ってことで。

 

・一通り書いたしちょうどお昼だしでとりあえずここまで。

 

・時間空いちゃったけどぼちぼち書いていこう。

 ・扉絵。『青春!!!!』って感じがして最高。示唆的なものは感じられないが、この夕焼けバックの山田を見た市川、軽率にときめいててくれないかな。

 

・女子中学生グループという存在、クリスマスイブなんてイベント時に遊ぶ予定を立てないはずがないと思っていたのだけど、山田はどうやって潜り抜けたのだろうか。部活とかあるしそう難しくもない? 小林はバスケ部だから普通に練習ありそうだし。ビッチさんとヤンキーさんは……どうだろう、気付いてるなら話は早いが。

 

・いよいよ『ヤンキーさんは気付いてる説』が観測域でも濃厚になってきた。横目でこっち見てる(睨んでる?)のが意味深すぎて……。ビッチさんに関してはまだ微妙なラインじゃなかろうか。小林は気づいてないでほぼ統一されてるが。

 

・市川と君オクについて。ちゃんと読み終えてるってのが意外というか。ナンパイ事件が起こる直前まではまだだったのに、山田を無視してる期間に読了してる。市川のあの感じだと、読まないまま突き返して続きはいらないハイさよなら……とかまでやりかねないと思ってた。読み終えることができたのは山田に対する妙な考え(市川視点)が一時的に抜けたからだろうが、そもそも返すにあたって律儀に読むのは市川の善性だな。

 

・あるいは。ちょっと嫌すぎる考えだけど、読み終えたのは律儀とか善性じゃなく、単純に『返す時にちゃんと読んだかとクイズなりで確認されたら面倒だから』と考えた可能性。

 

・もう一つ意外なのが「意外と良かった」だ。悪感情を抱いてる期間に読んだのだから、多少はバイアスがかかってそうなものだけども、そこは素直に『良かった』と感じれるんだなと。物語に罪はないから市川の感性が正しいのだけどもね。

 

・うう、仲直りができて本当によかった。返すためにはさすがに会話が必要(まさか席の上に漫画を置いとくわけにもいくまい)で、やっと話せた、話しかけてくれたと嬉しくなったところを、市川から冷たく「続きはいいから」とだけ言われる山田、想像しただけで胸が痛くなる。一旦上げて落とされた山田が、そのあと前回のように市川にパワープレイを仕掛けられるだろうか。そもそも前回のパワープレイである壁ドンも絵面は派手だが効果はなく、たまたま市川がティッシュを目撃しなかったらそこで終わりだったのだ。綱渡りしてんなこの2人。

 

・最後の方の「明日ね」のコマ。コートもマフラーも着ずに教室出ようとしてるのがいいな。LINE交換できたのが嬉しくてまた体温上がってんだろうな、チョコ溶かした時みたいに。

・早いな次回のコマ! もうトーンとか貼ってるし、進捗問題なしだ。ツイヤバの余裕もありそう。それにしてもだっせぇ! マジで不審者だ。せめてフードは外そ?ってなる。顔ほとんど出てないけど、これ山田気付けるか? あ、山田の格好も気になるな。

 

・隔週更新なので次回は5/19! 1ヶ月とか待たなくて良くなったのはデカイぞ。そういえば、なんか今回更新時間がズレてたな。いつもの10時ではなくその30分以上後。作者も知らなかったようだが、普通にアクセス分散だと思ってる。もともと2、3分遅れたりするから一刻も早く読みたい連中がF5しまくって、前回はサーバもダウンしたのだ。その対策だと思うのが妥当。次回がどうなるかは分からないが、自省しようという気は強まった。