せんくつにっき

思うこと、感想、とかとか

200113日記 式のスピーチ

・三連休終了……。 今日は家から一歩も出ずに角煮を作っただけの日だった。なんだこれは。

 

・世は成人の日。20歳の連中は晴れ着を着て成人式に赴いたそうで。残念な事に、成人式に対する思い出は特にない。同窓会に行ったとかの記憶はあるものの、思い出にまで昇華されたものは皆無だ。

 

・何割ぐらいの人間が、成人式を『思い出』として残すのだろう。結果は分からないが、残そうとする人は少なくない数いるから、滅多に着ない晴着で自らを飾り付けるなんて風習が根強く残る。彼らは少しも悔いがない、綺麗な思い出にしようと努力をしているのだ。

 

・式でなんか芸人が漫才をしていたのはふんわり覚えているな。何組かいて、ひとっつも覚えていないが。成人式なので、たぶん偉い人が挨拶をしていたのだろうけども、そっちは一ミリも覚えていない。毎年どこぞの自治体の成人式で、偉い人がやれ流行りの曲を歌って踊ったとか、話の内容に問題があるとかが話題になっているが、そういうのさえ、目撃した成人諸君は数年したら忘れてるだろう。平々凡々な話なんか、覚えていられるはずがない。

 

・スピーチといえば結婚式。友人代表だの職場代表だの、親族以外もスピーチをするけど、あれもまた覚えてられないよな。薫陶を受ける当事者(新郎新婦のことです)なら心に残るのだろうか。

 

・幸いまだ誰の結婚式においてもそういうスピーチを頼まれたことはない(人徳の無さとも、付き合いの悪さとも言える)が、控えめに言って地獄だろうな。今どきの若い衆、そこで感情が乗った、聴衆が感激するスピーチが出来るほどの付き合いを持ってることって少なくないか。

 

・さりとて、友人の一生に一度(だったらいいな)の結婚式において、『そこそこ、なあなあ、ぼちぼち』のスピーチなんてのも失礼な話だ。それなりのことを言わねばならないだろうが…絶対しんどいな。親交のある誰に対してもする気が起きない。

 

・『病めるときも健やかなるときも〜』の文句、あれどこが発祥なんだ? キリスト式では言ってるイメージだけど、神道式で言わないってこともなかった気がする。どっちか片方ならば話は早いのだけど。

 

・卒業式、成人式、結婚式……まともに生きていけば、日本という国ではいろんな式を体験するけども、どれもこれも私の頭に思い出として残っているものはないな。今のところ自発的に起こした式も無いことだし。そもそも、儀式と呼ばれるものが好きじゃないの。たいがいよくわからない決まり事ばかりだ。一度はやってみないとわからないのに、最初の体験から決まりの順守を求められ、守れなければ白い目で見られる。初心者マークとかないだろうか。二種類の、『私は本儀式で、ホスト/ゲストを務めるのは初めてです』。新郎新婦が付けてないの見たら笑っちゃいそうだな。バツイチ確定かよって。